「振り込め詐欺」は、非常に悪質なものです。金銭の被害も大きいものですが、一度ひっかかってしまうとカモだと認定されることもあること、また精神的なダメージを受けることなども問題になっています。
今回は、振り込め詐欺をシャットアウトするための基本を紹介していきます。
なお、それぞれの細かい情報や詳細は、ほかの記事に譲るとします。
まずは「自分から電話すること」を徹底しましょう

振り込め詐欺でも代表的な「オレオレ詐欺(母さん助けて詐欺)」は、相手からの電話で誘導されてお金を振り込んでしまうことに問題があります。
事前に相手から電話がかかってきて「電話番号が変更になった」などと言われることもありますが、その場合は必ず元の電話番号に連絡をして確認しましょう。固定電話があるのであれば、そこにかけるのもよいでしょう。
現在は、警察官や弁護士を名乗ってかけてくる詐欺電話もあります。この場合は、かかってきた電話や、表示された電話番号にかけるのではなく、必ず警察署や弁護士事務所に電話をかけるようにしてください。
「こちらから、元の電話にかけること」「こちらから、警察署などに電話をすること」で、被害を防げる確率は格段にあがります。
なお、繰り返しになりますが、「表示された電話番号への折り返しの電話」は危険です。
それ以外にもさまざまな対策がある

詳しくはほかの記事で書きますが、それ以外にも、
・ATMの限度額を下げる(被害にあいにくくなるし、仮に騙されても金銭的被害が少なくて済む)
・そもそも電話に出ずに留守番電話にしておき、要件を聞いてから自分から「正しい電話番号」に電話する
・防犯機能がついた電話機を利用する
・合言葉などを利用する
という方法で、振り込め詐欺を事前にシャットアウトすることができます。
最後の1つは、非常に有用です。家族の名前などは探ることができても、事前に決めた合言葉などをしっかりと正確に把握することは難しいからです。
また、振り込め詐欺は、だれでも被害者となる可能性のあるものです。
ほかの詐欺事件にもいえますが、「自分だけは大丈夫」と思わず、「自分も被害者になる可能性がある」と考えておきましょう。
このような気構えを持っているだけで、そこには警戒心が生まれます。
まとめ
・振り込め詐欺の電話がかかってきたら、必ず元の電話に掛ける
・相手からの電話で事を進めない!
・それ以外にもいろいろな対策がある
・振り込め詐欺は、だれでも被害者になり得る