「窓の防犯」は、外側からのものだけを考えればいいわけではありません。「内側からの防犯」を実施することも、窓の防犯を考えるうえで重要です。
今回は、「家の内側から考える窓の防犯」について取り上げます。
窓ロックは2つ以上が原則

現在は、窓のカギといえば2つ以上をつけるのが基本です。クレセント錠はそれほど防犯性に優れたものではありませんが、それ以外にも、下枠などにつけることができる窓ロックも販売されています。後付けでつけることができるので、任意の場所に設置することができます。
また、毎日の生活では2つまでしかロックは使っていないけれど、旅行などで長期間家を空ける場合は3つ以上のカギを使う……というやり方もできます。
これらは意外なほどに費用も安く、1個あたり500円を切る金額で販売されていることもあります。また、「窓に取り付けるカギ」自体が、回してロックできるシリンダーキーがつけられている場合も多く、これを使用することでさらに防犯性を高めることができます。
防犯性を高める目的で利用するものであるため、デザインはシンプルなものが多いといえるでしょう。ただ、犬などをモチーフにしたものもあるため、ある程度は工夫ができます。
センサーを設置する

「窓の防犯、外側から編」でも触れましたが、「センサーで感知して、侵入犯を抑制することができる防犯グッズ」は、窓の防犯を考えるうえで非常に重要です。特に、屋外用と屋内用を合わせて使うことで、さらに防犯性は高まるでしょう。
屋内用のセンサーとして使われるものは、大きな音を立てて侵入を知らせるようになっているものが基本です。
現在の屋内用センサーは非常に緻密に作られており、「窓に貼りつけて使うが、薄いので開閉には影響がない。衝撃を感知した場合でも、開閉を感知した場合でも、音を鳴らす」としているものもあります。
これらもそれほど高い値段ではなく、1000円程度で購入することのできるものもあります。
また、「センサーがあること」を外側から見てもわかるようにしてあるデザインのものもあります。これは、「セキュリティシステムに加入している」「防犯カメラアリ」などのステッカーと同じで、侵入犯が二の足を踏む家づくりをすることに寄与しています。
まとめ
・窓の防犯を考えるうえでは、「屋内からの防犯」も重要になってくる
・カギは最低2つ以上。長期間家をあけるのであれば3つ以上にしてもよい
・センサーも有効
・いくつかの方法を組み合わせると、さらに有効である