震災が多い日本においては、「非常食」を準備しておくことが非常に大切です。
しかしこれらは普段から食べるものではないため、「食べよう」と思った時には賞味期限が切れてしまっていた、ということもあります。
ここでは、一般的なスーパーで手に入る、「日持ちのする食材」の賞味期限について紹介します。
カップラーメンは意外と賞味期限が短い

「日持ちのする食品」ということでよく挙げられるのが「カップラーメン」です。しかしこれの賞味期限は意外と短く、半年程度で切れてしまうので注意したいものです。
「いつまでも大丈夫だと思っていた。食べようと思って蓋をあけたらカビが生えていて、見直したら1年も前に賞味期限が切れていた」などというケースもあります。
レトルトパウチのご飯は、意外と長くもちます。商品によって多少の違いはあるかと思われますが、1年ほどは美味しく食べることができます。
水にも賞味期限があります。大きいものならば2年ほどです。ただ、水は一度開封してしまうとかなり傷みやすくなるもの。早めに飲みきるようにしたいものです。
缶詰は比較的賞味期限が長いものです。賞味期限が切れた瞬間から食べられなくなる、というものでもありません。ただ少しずつ内容物が変化していくので、やはり賞味期限内に食べきることが重要です。
「非常食」が欲しいならば

「市販のものを買って、定期的に見直しを行う」ということであれば、カップラーメンやご飯、市販されている水などでも十分に非常食としての役目を果たすことでしょう。
しかし、「非常食は基本的に出さない。賞味期限のチェックが面倒」ということであれば、このような「日常的に食べるもので、かつ賞味期限が比較的長いもの」ではなく、「長く保管することを前提とした食品」を選ぶ方がよいでしょう。
現在は、25年程度も日持ちする非常食も販売されています。それらは単純に「保存ができること」だけでなく、味も優れたものが多いと言われています。雑炊やスープなどが出されているので、これを利用するのもよいでしょう。
また、5年程度のものでよいということであれば、さらに種類も増えます。
水も、10年間も保存できるものが比較的お買い得な値段で売られています。
「まとめて3日分」などのセット売りもあるので、面倒な人はこれを購入してもよいでしょう。
まとめ
・カップラーメンの賞味期限は意外と短い
・市販品でも非常食になるが、チェックが面倒な人は、保存に特化した非常食を選ぶとよい
・現在は25年間も保存できる非常食もある
参考サイト
◆アルピナ:「ミネラルウォーターにも賞味期限がある?」
◆日本缶詰びん詰レトルト食品協会:「缶詰、瓶詰、レトルト食品Q&A」
◆セイエンタプライズ:「サバイバルフーズ」