皆さんは、『防災公園』を知っていますか?
ほとんどの人は、『あまり聞いたことがないけど、災害時に避難するところ?』と、防災公園について、あまり詳しく知りませんよね。
私自身も、実際にどこにあるのか、どういう役割を果たしているのかわかりませんでした。
ですが、防災公園は、災害時に私たちを救ってくれる重要は場所となっています。
そこで今回は、防災公園の概要や全国の防災公園の施設をご紹介します。
防災公園って何?
ではまず、防災公園についてご紹介します。
防災公園とは、災害時に多くの方が避難できるように作られた施設のことです。
災害に対応したトイレや太陽光発電を活用した照明施設、大型緊急車両の通行を想定した園路など、災害時に必要最小限の施設が整っています。
また、指定されている野球場や陸上競技場などは、ヘリコプターの離着陸を想定していて、重症患者をすぐに病院へ運ぶこともできます。
このように、防災公園は、災害時に必要な施設が整っている公園のことを指し、私たちを守ってくれる重要な場所となっています。
皆さんも突然の災害時に備え、防災公園の存在をしっかりと頭の中にとどめておきましょう!
避難所の近くに病院!安心して避難できる防災公園
では次に全国にある防災公園の中から2つほど紹介します。
まず1つ目は、千葉県市川市にある、大洲防災公園 です。
この市川市の防災公園は、避難や地域救済のための拠点となる多目的公園となっています。
江戸川の緊急用船着場や急病診療所と一体となって救援活動が行われ、突然の災害にもすぐに対応できる施設となっています。
やはり、けがをしたまま避難所に来たとしても、けがを治してくれる人がいなかったら、最悪の場合、死んでしまうこともありますよね。
その点、この大洲防災公園は、緊急の時も駆けつけてくれるので、安心ですよね。
また普段は、ピクニック広場や、バーベキュー広場として多くの人でにぎわっているということで、地元の方にはなくてはならない存在となっています。
市川市は、千葉県の中でもとても有名で、建物が多い場所ではありますが、このような多目的公園があることは周辺住民の方にとってはうれしいですよね。
遊び場としても活用できるので、子供たちも喜びそうですね。
農園が広がっている防災公園
次に紹介するのは、東京大田区にある、東糀谷防災公園 です。
この公園は、京浜急行空港線大鳥居駅から徒歩約15分にある公園で、大田区で初めて作られた防災公園となっています。
避難テントや災害用便所、かまど型ベンチなど、災害時に重要な施設があるほか、地域の小学校の体験農園としても知られています。
なので、公園には多くの花や芝生、立派な木が植えられていて、とてもきれいな公園となっています。
もし万が一、災害が起きても、子供たちは、『いつも体験農園をしているところが、防災公園だ!』と気が付くことができれば、そこに避難することができますよね。
小さいころから、防災に触れる機会が増えることで、子供たちの興味も沸いてきますよね。
このように防災公園は、普段は普通の公園として多くの方を楽しませてくれていますが、突然の災害時には、多くの人を守る重要な場所となります。
皆さんもぜひ、自分の住んでいる地域の防災公園をお調べになって足を運び、実際に施設を使ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
・防災公園とは、突然の災害時に対応している公園のことで、災害用トイレや太陽光施設などが整っている。
・千葉県市川市の大洲防災公園は、近くに急病診療所があり、災害時に診察してもらうことができる。
・東京大田区の東糀谷防災公園は、災害時に必要な施設が整っているほか、子供たちの体験農園としての役割を果たしている。