2011年3月11日の東日本大震災から6年を迎えようとしております。
震災を通して様々な経験をし、多種多様な意見が出ています。
特に、女性は普段と全く違う生活環境の中で苦労する点が多かったでしょう。
今回は避難生活で欲しい女性向の物資や生活面で配慮すべき事をご紹介致します。
避難所での問題
女性の生活空間確保
被災した直後は避難所にたどり着けたという安心感から考えが至らない可能性がありますが、女性の生活空間確保は避難生活において重要な意味を持っています。
着替えのスペースや洗濯物干場といった女性の性的な問題に関わる分野は、精神的にも防犯の観点からも対策が必要です。
可能であれば女性は寝るエリアを区分けするといった配慮も必要になるでしょう。
赤ちゃんがいるお母さまへは、授乳の為の専用スペースを用意する事も大切になります。
これらは避難所のメンバーが一丸となって対策を取り組む必要があります。
勿論、避難所の空間によっては充分配慮が出来ない場合もあるでしょう。
その場合には、近隣の避難所と連絡を取り合い、互いに何か解決する方法を見つけられないか考えてみる事も必要です。
また、避難所での役割分担にも注意が必要です。
女性だからと料理や洗濯などの役割を押し付けるのではなく、各々が得意とする役割をうまく振り分ける事が大切です。
支援物資の振り分け
生理用品の扱いに注意
被災した時は手荷物を充分に持てず、避難される方が殆どかと思います。
しかし、避難所には食料はあっても生理用品が充分な数だけ備蓄されているとは限りません。
加えて支援物資も生きるのに必須な水や食料が優先される傾向があるので、女性の為の生活用品が遅れてしまう可能性があります。
そこで、普段から自宅に備蓄しておく事は勿論ながら、持ち歩く生理用品に余裕を持っておく事も良い対策になるでしょう。
避難所で支援物資を配布する際には、女性向けの物資は女性が配るといった配慮も必要になります。
男性からだと必要であっても受け取り難いという方もいらっしゃるからです。
災害時は避難所、または指定避難場所に集まった人々全員が被災者です。
自らの安全を考えて行動してしまい易くなりますが、女性や子どもへの配慮を忘れないようにしましょうね。
まとめ
・避難所では女性専用空間の確保が大切
・役割分担は女性だからと決めつけない
・支援物資の配分は女性への配慮を欠かさないようにしよう