2011年3月11日の東日本大震災から6年が経過します。
当時、家族や親族と連絡が取れなくなり不安を感じたことはありませんでしたか?
私は当時自衛官だった為、連絡を取るよりも先にやるべき事がありましたが、後日家族が心配してくれていた事を聞いて申し訳なく思った事を今でも思い出します。
東日本大震災では津波に襲われた東北地方や北海道沿岸は勿論、首都圏では帰宅困難者が発生して家族との連絡がなかなか取れない事態が起こりました。
今回は災害時に備えて事前に取り決めておきたい、家族と無事に再会する為の方法を紹介します。
連絡手段の限界
必ず連絡が出来る訳ではない
災害時には様々な要因で連絡が取れなくなる可能性が考えられます。
電話回線の混雑から、携帯電話などの物理的な破損紛失、電波中継局の被災や停電もあります。
SNSといったインターネットを経由する手段もありますが、そもそもネット回線が届いていない状態では使い物になりません。
自分自身は大丈夫でも家族の連絡手段が無くなっている場合もあるでしょう。
連絡手段が無くなるのは、非常に不安を感じる出来事ですよね。
事前に避難先を決めておく
連絡が取れなくても会う事は出来る
しかし、今から30年前は携帯電話という便利な連絡手段は存在しなかったと考えるとどうでしょうか?
当時も災害はありましたが、各々が災害時の取り決めを家族と約束して再び会えるように努力をしていました。
例えば、一度自宅に帰るのであれば張り紙をして無事を伝える方法があります。
ただ、東日本大震災では自宅に戻ってしまった為、津波に巻き込まれた方もいると考えれば、他の方法を考える必要があります。
私がオススメしたい方法は、事前に集まる避難所を決めておき、安全が確保出来たらそこで家族と落ち合うという方法です。
避難所では、避難してきた人の伝言ボードが用意されていたり、避難した世帯を管理者が名簿にしている場合があります。
避難所で落ち合うと約束していれば、再会できる可能性はグッと高まるはずです。
もしも、避難所でも会えず、通信網が回復した後も連絡が取れない時は警察や市役所職員に相談し、必要であれば行方不明者届を提出しましょう。
可能であれば災害で1人の犠牲者も出ず、全ての家族が再会できるのが最も望ましい事です。
その為には、個々の人々が災害を真っ直ぐに見つめて、不測の事態に備える事が大切になります。
家族とは、時間を作っては緊急時にどうするか話し合っておきたいですね。
ひょっとしたら、子供さんが、学校で教わってきた新しい知識を教えてくれるかもしれませんね。
まとめ
・災害時は必ず連絡が出来るとは限らない
・安全な待ち合せ場所を決めておこう