大規模地震が起き、自分の身の安全を確保した時に頭に浮かぶのは大切な人の安否情報です。しかし、急いで電話をして状況を確認しようとしても、自然災害時には通話ができなくなることが多いのです。実際、3.11や熊本地震などの大規模災害時には、回線が混線してしまい、繋がりにくい状況が続きました。この状態では、誰がどのような状態なのかを知ることができず、不安で気持ちが落ち着かないものですよね。
そこで災害時の安否確認の方法として注目されているのは、SNSです。通話よりも比較的繋がりやすいので相手の状況だけではなく、自分の安否情報についても知らせることができるでしょう。地震災害時には、SNSを有効活用することをおすすめします。
LINEを使用し安否確認する方法
近年では、メッセージを送る手軽さもあって、幅広い年齢層の方がLINEを使用しています。大規模地震が起きた時には、LINEを有効活用して安否確認を行いましょう。
既読マークによる安否確認
LINEでメッセージを送信し、相手がそれを確認すると既読マークが付きますよね。地震発生時の安否確認としてメッセージを送った時、相手から返信されれば安否確認として確実なものとなりますが、大規模地震という災害では誰もが予想できない状況に陥るので必ずしも返信できるとは限りません。
その為、この既読マークこそが相手の生存確認の目安となるのです。もし、LINEグループでメッセージ送信した場合は、既読の数でおおよその安否確認が可能です。
ステータスメッセージやノートで自分の安全確認を知らせる
LINEのステータスメッセージやノートを使用し、自分の状況を知らせることができます。
ステータスメッセージとは、LINEの登録名の横に表示される短文のメッセージのことです。ここに自分自身の安否状況を打ち込むと、友だちが簡単に状況を確認することができます。ステータスメッセージは、プロフィールを編集する画面で変更可能なので、地震発生時に有効活用させましょう。
また、ノートについてはステータスメッセージと同様に自分の状況を知らせることができるだけではなく、位置情報を共有することも可能です。これにより、自分自身がどこに避難しているのかを知らせることができるのです。
このようにSNSで安否確認する時は、相手の状況を確認するだけではなく、自分と同じように心配している人に「私は無事」と、いう情報を知らせることも大切なのです。
Facebookの災害支援ハブ機能で安否確認
地震災害に見舞われた時は、Facebookの災害支援ハブ機能を活用しましょう。災害支援ハブとは、災害時にお互いの安否確認ができる機能です。
具体的には、災害が起きた地域に在住している人に向けてFacebookから安否確認する通知がくるので“無事です”というボタンをクリックします。そうすると、友達に安否状況を知らせることができるのです。
その反対に、安否確認をしたい人の状況も“無事が報告されました”という表示によって確認することができます。
携帯充電器を常備することを忘れずに
地震発生時の安否確認としてSNSを使用する為に、充電器を常備しておくことが大切です。事実、大規模地震が起きた時には、スマホの充電が切れたことで誰とも連絡を取れなかったり、地震情報を得ることができないという人が大勢いました。
災害時には安否確認だけではなく、信頼できる数多くの情報を得ることが必要不可欠です。その為にも、携帯用充電器を常備することが必要なのです。
まとめ
・LINEの既読マークで安否確認できる
・LINEのステータスメッセージやノートによって安否状況を知らせることができる
・Facebookの災害支援ハブ機能でお互いの安否確認ができる
・地震発生時にSNSを有効活用させる為には携帯充電器が必須