女性のひとり暮らしや小さな子どもが居る家庭で気になる事として治安の良さがあります。
しかし一軒家であれば防犯カメラの取り付けや防犯センサーの設置を行う事が出来ますが、賃貸のアパートやマンションでは壁に穴を開ける様な防犯機器の取り付けは難しい事です。
そこで、後から外すことも簡単に出来る防犯グッズを紹介致します。
窓からの侵入をシャットアウト
防犯フィルムや振動センサー
空き巣の侵入ルートとして代表的なのは玄関と外に面した窓からの侵入です。
特に、窓からの侵入はガラスさえ割れてしまえば容易に進入出来るので警戒すべき部分です。
2015年の警察庁の統計では3割ほどの進入経路が窓ガラスを破って進入したというものです。アパートやマンションでも一階にお住まいの人は注意が必要です。
そこで役に立つのが防犯フィルムです。
空き巣犯の半数以上は5分以上侵入に時間がかかると諦める傾向があります。
フィルムを張るのは家族で行えば簡単に終わりますし、窓ガラスが割れ難くなるだけでなくUVカット機能を備えた商品もあります。
注意点として窓全面に張らないと補強されている場所だけ抜け落ちる様に割れる原因となり、逆効果となってしまう事です。
面倒でも、時間をかけて余さず貼り付ける様にしましょう。
また、窓に貼り付ける振動センサーもオススメです。
出かける前にスイッチを入れておけば、窓に衝撃が加わると大きな音で警報を発してくれます。
集合住宅などの人目がある場所なら犯人も怯んで犯行を諦めてくれる効果があります。
2015年の警察庁がまとめた統計では、泥棒が侵入するタイミングとして空き巣以外にも夜間就寝している間の忍び込みが事件数の2割以上を占めていることから、寝る前にスイッチを入れておくのも効果的でしょう。
備え付けの鍵だけでなく補助鍵を新たに付けるのも有効で、二箇所以上追加すれば簡単には開けることが出来なくなります。
大きな窓は光を沢山取り入れてくれますが、泥棒まで取り込まない対策を施す事が大切です。
扉のセキュリティを強化
ドアスコープカメラと鍵カバー
窓に並んで泥棒が出入りし易い場所に玄関が挙げられます。
一番多い進入原因は鍵の閉め忘れで、2015年に発生した事件数の4割が該当しています。
普段から家に居ても鍵を閉める習慣をしっかり身に着けておけば相当数の泥棒を防ぐことが出来るのです。通用口やフロントロビーにオートロックが備えられたマンションやアパートでも、鍵の閉め忘れによる泥棒の被害が多いので、油断しない様にしましょう。
それでも、泥棒は侵入を試みて来ることがあります。
そこで有効なのはサムターン回しという内側に付いているノブに細長い棒を引っ掛けて開錠する方法に対抗する鍵カバーの導入です。
使い方は簡単で、ノブの部分に被せるだけです。
また、防犯チェーンも付けておけばピッキングで鍵を開けられても簡単には進入されなくなります。
玄関からの進入で怖いのは、宅配便や警察官に成りすまして扉を開けさせる強盗の存在もあります。
ただドアスコープから覗いて確認するのも良いですが、より見やすくする方法としてドアスコープカメラというものがあります。
モニターもセットになっているカメラで、ドアスコープと交換する事で簡単に取り付けを行う事が出来ます。
加えて、ドアに近づいた人を自動的に撮影してくれる機能があるものであれば、不在のときにも誰が来ていたのかを確認できるので安心感が一層増します。
モニターで見ることで、小さなスコープを覗かずに確認できるのは、実際に私も使っていますが非常に便利です。
アパートやマンションだからと防犯対策を諦める前に、簡単に取り付け出来る防犯対策グッズで安心して過ごせる環境を実現しましょう。
まとめ
・防犯フィルム、振動センサー、補助鍵で窓からの侵入を阻止
・玄関のサムターンを保護するカバーやチェーンを活用して入り口もカバー
・ドアスコープカメラで来客の確認