昨日の記事「車の窓が凍り付いてしまった時の対処法」では、「今まさに、車の窓が凍り付き、困っている人」のための対策を教えてきました。
しかし、それ以上に大切なのは、実は、「車の窓の凍り付きを防ぐ方法」なのです。
これについて見ていきましょう。
撥水材で対処する
車の窓の凍り付きを防ぐ有効な手立てとなるのが、「撥水材」です。
これを使うとたとえフロントガラスが凍り付いてしまったとしても、スノースクレーパーやスノーブラシでの除去が簡単になるとされています。
そのため、寒冷地ではぜひとも手に入れたい1本です。価格も高くはありません。1本500円程度でしょう。車のなかに1本いれておくとよいでしょう。
また、多くのケースでは、撥水材は、解氷スプレーを兼ねています。
撥水材としての利用価値も高いのがうれしいですね。
実はもっと確実に車の窓の凍り付きを防ぐ方法がある
しかし実は、もっと確実に車の窓の凍り付きを防ぐ方法があります。
それが、「車のカバーをかける」というものです。
有名な一般社団法人であるJAFが、2014年の2月に、長野県で、すべて同じ条件で、さまざまな車の「凍り付き」に関して調査を行いました。
上で挙げている、「撥水材を使えば、車の窓の凍り付きのリスクやそれを除去するときの手間も少なくなる」というのも、このデータによるものです。
「対策を特にしない」「撥水材を使う」「カバーを使う」という3つの選択肢に分けられた実験でした。
しかしこのなかで唯一、「カバーを使う」の方法は、車の窓の凍り付き自体が確認できなかったのです。ほかの2つは、「ついた・凍った後にどうすればいいのか」の対策でしたが、こちらの方は、「このようにしておけば、凍り付くのを防げる」という方法です。
フロントガラス全面を覆うタイプのカバーを使うと良いでしょう。車のサイズによって合わせるべきシートが変わってきます。また、現在は、雪対策のカバーでありながら、夏の直射日光を防ぐことにも役立つカバーも出ています。冬にも夏にも重宝するものですから、これも用意しておきましょう。
なお、値段は安く、1000円前後で購入することができます。
まとめ
・撥水材を使うと、車の窓の凍り付きにも対処しやすくなる
・多くの場合、「解氷材」としても使用できる
・もっともいいのは、カバーを使う方法である
・これを使えば、雪なども入りにくくなる
・現在は、夏の直射日光も防ぐことのできる便利なものも販売されている