いざ災害が起きた時みなさんは、何から情報を得ようとするでしょう。恐らく一番は、スマホから情報を得ようとするはずですね。TwitterなどのSNSや防災用のアプリなど、さまざまな手段を講じて情報を得ようと試みるはずです。ですが、Twitterから情報を得る方は多くても、意外に防災アプリを利用しようとする方は少ないのです。そこで、防災士も活用している防災アプリをご紹介しますので、興味のある方はぜひスマホにインストしておいてくださいね。
おススメ度No1 Yahoo!防災速報はマストアイテム
Yahoo!防災速報は必ずスマホにインストしておいて欲しい、マストアイテムといえるアプリなのです。その理由は防災情報の通知種類の多さにあります。先ず地域を設定しておけば、雨雲が近づいてきたときは自分のいる場所で、何分後にどれだけの雨が降るか事前にお知らせがくるので、「いきなりの雨で、ずぶ濡れになっちゃったよ・・」と、いうことがなくなりますよ。
14種類の情報がプッシュ通知されるので状況が直ぐにわかる
Yahoo!防災情報アプリは、大雨の情報だけではありません。次の14種類にもおよぶ通知が自動的に表示されるのです。
1:避難情報:避難情報の発令・解除情報が通知される
2:津波予報:大津波警報・津波警報・注意報が発表、または解除された場合に通知される
3:豪雨予報:降水量が設定した値を超える予報の場合、または直近1時間以内に、設定した降水量を超えることが予想される場合に通知される
4:河川洪水情報:指定河川洪水予報(「氾濫警戒情報」以上)が発表・解除された場合に通知される
5:熱中症情報:予測値が設定した値を超えた場合に危険度が通知される
6:国民保護情報:外部からの武力攻撃、あるいは大規模なテロなどが迫っているとき、または発生したときに政府からの発表内容が通知される
7:自治体からの緊急情報:自治体が発表する防災情報を、関係する地域の方に直接配信される
8:緊急地震速報・地震情報:地震動の予報・警報が通知される。また、地震の後の観測結果が通知される
9:大雨危険度:土砂災害・河川洪水のいずれかが警戒レベル3相当以上に上昇した場合に通知される
10:土砂災害情報:土砂災害警戒情報が発表・解除された場合に通知される
11:気象警報:気象庁の発表する気象警報が発表・解除された場合に通知される
12:火山情報:火山(気象庁指定)に、噴火速報や噴火警報(噴火警戒レベルが3以上)が発表された場合に通知される
13:防犯情報:各都道府県の警察本部が発表する犯罪発生情報や、防犯に関する注意情報などを、関係する地域の方に通知する
14:異常感知情報:災害状況を知らせる一定数のユーザー投稿が、所定の条件のもと異常が発生していると判定された場合にプッシュで通知される
災害マップはユーザー情報を共有できるシステムになっている
Yahoo!防災速報には「災害マップ機能」があり、現在自分のいる場所の危険度がわかるようになっています。土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域などが重ねて表示されるので、とてもわかりやすい地図になっています。さらにユーザー同士が「がけ崩れの個所や、通行止めの個所」を地図上に展開して共有できるので、リアルタイムの危険個所を把握することができ、命を守る確率がアップするのです。
その他、防災手帳機能など災害時に行うべき行動がわかる
その他Yahoo!防災速報アプリには災害時に行うべき行動を、時系列で確認できる「防災手帳」もあるので、普段から読み物として使えるアプリでもあります。
おススメ度No2 NHKニュース・防災アプリ 普段利用でもとても便利
2番目におススメな防災アプリは「NHKニュース・防災アプリ」です。災害時には正確な情報を入手することが命のボーダーラインを高くする役目を担っています。Twitterからの情報もリアルタイムで有効なのですが、デメリットはフェイク情報が存在してしまうことです。玉石こんこうの中から、正しい情報を選び出すのが難しい場合もあるでしょう。しかし、このアプリの情報はNHKが発信しているのでフェイクは存在しません。ですから、災害時に必要で正確な情報を得ることのできるツールとなるのです。災害時だけでなく、さまざまな情報をいち早く確認するツールとして普段使いできるアプリでもあるのです。
全国の大河川、中小河川の氾濫危険情報も確認できる
このアプリでは全国の大河川、小中河川の氾濫状況もマップで確認することができるのです。さらに大河川の場合は、マップ上の河川をタップするとカメラマークが表示されます。このカメラマークをタップすれば、河川カメラによって現在の河川のライブ映像を見ることができるのです。しかも、「平常時の画像を表示する」をタップすれば、晴天時の河川の状況と比較できるので、河川近くにいる方は警報を待つことなく、自分の判断で早期避難することができるのです。
おススメ度No3 全国避難所ガイド 全国どこにいても避難所がわかる
防災士がおススメする防災アプリの3つ目は、「全国避難所ガイド」です。このアプリのおススメポイントは、全国どこにいても近くの避難所が直ぐわかるところです。自宅や職場にいたときに災害が起きた場合、いち早く逃げる避難所は把握しているでしょう。ですが出張で見知らぬ土地に行った際に災害に遭遇してしまったら、どこが一番近くて安全な避難所なのかわかりませんよね。その時にこのアプリがスマホにインストされていれば、アプリを開くだけで逃げる避難所の位置がわかるのです。しかもGPSで自分の位置を特定してくれるので、マップ通りに進めば迷うことなく避難所にたどり着くことができるのです。
災害用伝言版(web171)もワンタッチで利用可能
このアプリにはもう一つおススメの機能が搭載されているのです。それは、災害用伝言版(web171)がワンタッチで利用できることなのです。災害が起きると被災エリアの電話回線は、途端にパンク状態となってつながりにくくなります。ハザードマップなどで啓発されている、災害用伝言版や災害用伝言ダイアルは、非常時のみに特殊回線にて開設されるので通常回線がパンクしていても利用が可能なのです。ですが、使い方がわからないと元も子もありませんよね。ところがこのアプリがあれば、ワンタッチで災害用伝言版(web171)を利用できるので、家族や職場との安否確認に役立ちますよ。
おススメ度No4 お天気アプリ ウェザーニュース
4つ目のおススメアプリは、お天気アプリのウェザーニュースです。雨がいつ降るのか知りたいときってありますよね。先に紹介したYahoo!防災速報でも、降水時期を教えてくれますがどのくらい雨が続くかは、雨雲レーダーを見て判断したいところです。そこで便利で正確なのが、このお天気アプリ「ウェザーニュース」なのです。雨雲だけでなく落雷や熱中症、黄砂の状況を確認することができます。もちろん、雨雲レーダーだけでなくさまざまなコンテンツもあるので、普段から利用できる便利なアプリですよ。だた、注意点もあります。基本的には無料で利用できますが、コンテンツによっては課金が必要なモノもあるので、そこはご注意くださいね。
まとめ
・記事内で紹介したアプリは災害時にとても有効
・防災のプロでもある防災士も利用しているアプリ
・普段使いできるアプリもあるのでとても便利
・普段からインストして機能を確認しておこう
参考サイト
◆Yahoo!防災速報 災害から命を守るヤフーの防災アプリ
◆NHK ニュース・防災アプリ
◆MEDIA1st 防災情報全国避難所ガイド
◆ウェザーニュース お天気アプリの決定版ウェザーニュース