災害が起こった時は、出来るだけ早く安全な場所に避難することが大切です。
素早く避難をするためにも、普段から「防災グッズ」を揃えておけば安心ですよね。
しかし、いざという時に持ち出す防災グッズが入る量は限られています。
せっかく防災グッズを備えていても、カバンに入りきらず部屋のあちこちに置かれているということはありませんか?
慌てて避難して「◎×△がない!」 等の忘れ物のトラブルは避けたいものです。
そこで、防災カバンの中に普段から入れておくと便利な防災グッズを調べてみました。
防災グッズ厳選5品
1:明かりは夜に必ず役に立つ
避難生活をしていて、特に不便と感じるのは夜だと思います。
電気が停まってしまうと、日が落ちてから日が昇るまで慣れない真っ暗闇で過ごさなければなりません。
そこで必要となってくる防災グッズが「ライト」です。
最近は電池を必要とせずに手回し発電式や水に漬ける事で長時間光る小型の防災灯もあり、かさばらずカバンに入れておけます。
携帯の充電機能付きやラジオ機能付きもあるので、自分に合うライトを選ぶようにしましょう。
2:腹がへっては動けません
災害時は食料が簡単には手に入らなくなります。
電気もガスも通らない環境では調理する手段はあまりありませんが、冷えたものより暖かい食事を食べたいものです。
そこで、水だけで調理出来る「防災用保存食」があると非常に便利です。
例えばレトルト食品と水を入れる事で加熱される薬品がセットになっている製品は寒い時に体が温まる嬉しい存在です。
他にも開けたらそのまま食べられる缶詰や水で食べられるアルファ米という乾燥食品も役に立ちます。
3:水の確保も重要
避難生活では水の確保も重要となります。
ですが、災害時に開設される給水所で水を貰う時に容器がないと貰えない事はご存知でしたか?
水はバケツに入れると持ち運びにも便利ですが、避難時すぐに適当なバケツが支給されるとは限りません。
そこで役に立つのが「2リットルのペットボトル」です。
非常用の保存水として防災カバンに一つ入れておけば、最初こそ重くて不便に思うかも知れませんが、避難生活を送る内に水はあっという間に消費してしまいます。
そこで空いたペットボトルを捨てずに取っておけば、簡単にフタが出来る容器が手に入ります。
これで給水所に行くとき、容器がなくて困る可能性が少なくなりますね。
4:最も便利な防災グッズ
一番役に立つ防災グッズの一つと言っても良いのが「ゴミ袋」です。
どれだけ気を付けていても、生活をしていればゴミは出てしまうものです。
しかしゴミをまとめてゴミ袋に入れ、袋の口を縛って置くだけでも、避難所の清潔感・快適性はかなり変わります。
ゴミ袋は他にもアイデア次第でいろいろな用途に使えます。
例えば、先ほど給水所で水を貰うには入れ物が必要と書きましたが、ゴミ袋を上手に使えば容器の代わりになります。
カバン等にゴミ袋を広げて入れ、その中に水を注いで口を縛るだけです。
カバンのサイズにもよりますが、場合によっては2リットルのペットボトル1本より多くの水を運ぶ事が出来ます。
他にも、食器に切り取った新しいゴミ袋を被せてその上に食事を盛る事で洗い物を減らしたり、寒い時に服の上から着る事で防寒の足しにしたり、枕やクッション代わりに利用したりする事も出来ます。
ゴミ袋は様々な用途に使う事が出来る便利な防災グッズなのです。
5:トイレは必要不可欠
トイレを我慢することは限界がありますよね?
災害時は水道や電気が止まってしまうため、トイレに苦労される方は非常に多いのです。
そこで役に立つのが「携帯トイレ」です。
避難先が山の中等で簡単に穴を掘れる環境であれば、みんなで力を合わせて野外トイレを作ってしまうという手段もあります。
しかし都市部で被災した場合には、なかなかそうは簡単にいきません。
携帯トイレがあれば水道が復旧していなくても、個室などの空間を活用してトイレを済ます事が出来ます。
最近は消臭や複数回利用にも力を入れている携帯トイレがあるので、水道や電気が止まり流れなくなってしまった不衛生なトイレを仕方なく利用するよりはずっと快適なはずです。
トイレとセットでウェットティッシュも用意できるとなお良いでしょう。
不衛生な環境では健康被害が出てしまう恐れがあります。
消毒・除菌ができるアルコールタイプのウェットティッシュがあれば、トイレの後に手を拭く以外にもテーブルを拭いたり、お風呂に入れない時に体を拭く事も出来ます。
避難所の衛生環境は悪くなってしまいがちなので、普段から防災カバンに備えておきましょう。
まとめ
- ライト(※電池も一緒に)
- 防災用保存食(※賞味期限に注意)
- 2リットル入りのペットボトル(※空き容器も利用できる)
- ごみ袋(※できるだけ大きいものが便利)
- 携帯トイレ(※ウェットティッシュもセットならGOOD)