「女性の一人暮らしと防犯~「外側」からの視線」でも触れましたが、「電気をつけっぱなしにしておくこと」は、防犯上有利に働くと考えられています。
今回は、より細かくこれについて見ていきましょう。
電気をつけていると良いと言われる理由は?
そもそも、なぜ「電気をつけていると防犯に効果がある」と言われるのでしょうか。
これにはきちんとした理由があります。
初めから人を害することを目的としている「強盗」でない限り、窃盗犯は、「家主に見つからないように空き巣に入ること」を目的としています。そのため、人がいる家は意識的に避けようとします。そして、その「人がいるのかいないのか」をはかる有用な手立てとなるのが、「電気がついているかいないか」ということなのです。
夜になっても明かりがつかない家は、人が不在である可能性が高く、空き巣にとってねらい目です。そのため、侵入を許しやすくしてしまいます。
「どこか一つだけ」「タイマー」も効果的
「いつも帰るのが遅い」という場合は、リビングなど、どこか一か所の電気をつけたままで仕事に出るようにします。100ワットの電球一つなら、24時間つけっぱなしにしていると、1か月の電気料金は2千円程度になります。
これがもったいないと感じるのであれば、タイマーを利用します。一定時間になればテレビがついたり、音楽が鳴るようにしたりしておけば、「人がいるのだな」と外から見ても分かるようになります。時々タイマーの時間を変えると、さらにリアルさが増すかもしれませんね。
玄関の扉につけておく明かりは、できれば「人が来た時に自動でつく」というものにしておきましょう。唐突に電気がつけば、泥棒は驚きます。一軒家の場合は、通常の出入り口だけでなく、裏口にもこれをつけておくと安心です。
また、合わせて、「振動したら音が鳴る」といった警報装置を窓に着けておくのも有用です。
「電気」は、防犯を考えるうえで、非常に重要なキーワードだと言えます。
うまく使いこなして、泥棒をシャットアウトしましょう!
まとめ
・明かりがついていない家は泥棒に狙われやすい
・タイマーを使って、自動でテレビなどが入るようにしておくのも有効
・玄関や裏口には、ぜひセンサーつきライトが有効
・振動を感知して音がなるアラームを窓につけておくと心強い
参考サイト
◆トップマイスター「空き巣・泥棒の被害を受けやすい家の特徴とその防犯対策 」
◆防犯泥棒大百科「マンションの防犯対策」
◆セントリー「留守中でも安心できる防犯対策について」