2017年7月19日に、駅ホームでスマートフォンを見ながら歩いていた女性が、男性に体当たりをされて重傷を負う事件が発生しました。このように駅構内や電車内では、トラブルや犯罪が頻繁に発生しています。通勤や通学時の安全確保のためにも、駅構内や電車内で取るべき防犯対策の知識を身に付けておきましょう。
盗難対策
2017年7月24日、JR山手線車内で窃盗を行ったとして男性が逮捕されました。このように電車内ではスリなどの窃盗被害が発生しています。通勤・通学や旅行などで電車を利用する場合は、盗難を未然に防ぐための防犯対策を取り入れましょう。
①チャック付きのカバンを持つ
満員電車や混雑している駅構内では、カバンの中に収納している貴重品を抜き取られる危険があります。こうした被害を防ぐためにも、通勤や通学に利用するバッグはチャック付きのバッグを持つようにしましょう。チャック付きのバッグは貴重品を抜き取ることが困難になるため、盗難対策として非常に効果的です。チャックが付いていないバッグを持ち歩く場合は、財布・定期入れ・家の鍵といった主だった貴重品だけでも、カバンの内ポケットに収納するようにしましょう。
②ズボンの後ろポケットに貴重品を入れない
ズボンの後ろポケットに財布やスマートフォンを収納していませんか?こうした収納スタイルは男性を中心に見かけますが、ズボンの後ろポケットは混雑した電車内では死角になりやすく、気がつかないうちに貴重品を抜き取られるリスクが高まります。貴重品を洋服のポケットに収納する時は、ジャケットの内ポケットに入れるようにしましょう。夏場などジャケットを着用しない時は、ズボンの前ポケットに入れると防犯性が高まります。
③居眠りに注意
仕事で疲れている時や飲み会の帰りなど、電車内や駅構内でうっかり居眠りをしてしまうこともあるでしょう。居眠りは防犯上最もリスクが高い行為であり、既にご紹介したJR山手線車内での窃盗事件も、居眠りをしていた乗客がターゲットになっています。居眠りを狙った犯罪に遭わないようにするためには、居眠りをしないのが最も効果的な防犯対策ですが、どうしても寝てしまいそうな時は、あらかじめ貴重品を胸ポケットに収納しておくといった対策を講じましょう。「人目が少ない深夜帯・明け方の電車に乗らない」「酔っている時や体調が悪い時は、帰宅時に同僚や家族に付き添ってもらう」などの、防犯を意識した行動も効果的です。
暴行対策

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警察庁統計資料「刑法犯の発生場所別認知件数」によると、ホームや電車内など鉄道施設内での暴行事案が増加しています。増加傾向にある鉄道施設内での暴行行為に巻き込まれないようにすることも、駅構内や電車内で行うべき防犯対策と言えるでしょう。
冒頭でご紹介したニュースのように、近年ではスマートフォンの利用を巡る暴行事案が増えています。スマートフォンの利用が暴行に発展する現状を踏まえ、「スマートフォンは決められた場所で利用する」「電車内で利用する時は周囲の乗客に肘や荷物が当たっていないか確認する」「駅ホームで利用する時は通行の邪魔にならない場所に立ち止まって行う」といったマナーを徹底させることも、防犯上大切なのではないでしょうか。
まとめ
・盗難被害から身を守るため、電車を利用する時はチャック付きのバッグを使用する
・貴重品はズボンの後ろポケットに入れない
・居眠りは盗難被害に直結しやすいので、しないようにする
・鉄道施設内では暴行被害が増加傾向にある
・スマートフォンの利用を巡る暴行が目立っているため、スマートフォンを利用するときは周囲に配慮をする
※混雑した駅の構内や電車の中、思わぬトラブルに巻き込まれた時「同の様に対応すれば良いのか分からない」という人も多いと思います。
また「身に覚えのない行為を咎められた事により線路上に逃げ出した」などの事例も報道され、中には事故に遭われて命を落とされたとの報道がありました。
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満員電車での通勤を余儀なくされている方、ご家族の方、一度検討してみたら如何でしょうか。(編集部)
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