「犬」は、昔から人間のパートナーでした。深い愛情と忠誠心を示し、時には狩りの相棒となり、時には財産と人間を守る防犯の騎士となり、時には慈悲深い保護者となり、時には心を安らがせる家族となります。
今回は、「財産と人間を守る防犯の騎士」としての犬について見ていきましょう。
頼りになるパートナー、その種類は?
「犬を飼っている家」は、泥棒が忌み嫌うところのうちの一つです。もちろんしつけ方にもよりますし、泥棒のなかには犬を手懐けてから侵入するものもいますが、いるかいないかで、泥棒が入る確率はやはり変わります。防犯を考えるうえで、非常に重要なポイントです。
ただ、一口に「犬」といっても、その種類はさまざま。
どのような種類が、防犯のための犬(番犬)特に適しているのかを考えましょう。
まずは大型のものから見ていきます。
ジャーマン・シェパード
軍や警察に所属して働くことも多い種類で、もっとも「防犯の騎士」として働くことが得意な種類のうちの一つです。
自分がよく知らない人間に対しては警戒心も示し、防衛反応も素晴らしく、頭もよいタイプであり、飼い主を守ろうとする気概も強いのでおすすめです。
グレート・ピレニーズ
躾けるのはなかなか難しいものの、ジャーマン・シェパードと並ぶほどの適正を持ち、防衛反応もよく、警戒心も強い犬として知られています。
危害を加えない人間に対しては心優しく、自分の飼い主に対して忠誠を誓う種類としても知られています。
ジャーマン・シェパードに比べて寒さに強いので、寒い地方の外飼いにも適しています。
小型だって負けてはいない
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
小型の種類でも、きちんと騎士として働いてくれるものもいます。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークがそれです。短足が特徴でもあるウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、番犬として働ける力を持っています。また、大変しつけやすい種類でもあるため、初めての人にでも比較的飼いやすい種類と言えるでしょう。
柴
日本生まれの愛らしい柴は、明るい性格を持っており、とても勇気があります。縄張りを強く主張する種類であるため、そこに入ってこようとする人間や動物に対しては強い警戒心を示します。
しつけは意外と難しいのですが、日本生まれのためか、どこの県でも比較的飼いやすいでしょう。
まとめ
・軍や警察にも所属しているジャーマン・シェパード
・寒さに強く忠誠心があるグレート・ピレニーズ
・しつけやすくて小型のウェルシュ・コーギー・ペンブローク
・縄張りを主張し、勇気のある柴
などが番犬として向きます。
参考サイト
◆ハートフルペットライフサポート:ライフスタイルに適した犬種
◆アニマルプラネット:ジャーマン・シェパード・ドッグ
◆アニマルプラネット:ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
◆アニマルプラネット:柴
◆アニマルプラネット:グレート・ピレニーズ