「車がなくても生活できる」という環境にある人もいるかと思われますが、地方の場合は、車が人の足になっていることもあります。このため、「一人暮らしのための物件」は、そのまま「駐車場があること」とイコールになることも珍しくありません。
今回は、「一人暮らしの駐車場」について見ていきましょう。
駐車場の選び方
まずは、「セキュリティ性の高い駐車場」について見ていきましょう。
セキュリティ性の高い駐車場には、カギが付けられています。このようなところでは、カギを使って出入りするため、安全性はかなり高いと言えます。ただ、カギの紛失などには注意が必要です。保管をきちんと行いましょう。
また、防犯カメラなどが入っている駐車場は安全性が高いと言えます。特に、鮮明に映るタイプの防犯カメラは、万が一のことが起こった時に犯人を捕まえるための有効な手段にもなり得ます。
加えて、「明るい駐車場」も防犯性の高さを教えてくれるものです。明るい駐車場の場合、犯罪も起こしにくいものです。加えて、人を感知してつくセンサー式のライトの場合、犯人を驚かせたりひるませたりすることにも役立ちます。
危ない駐車場とは?
では逆に、「危ない駐車場」とはどのようなものを言うのでしょうか。
まず、防犯カメラのない駐車場が挙げられるでしょう。ただし、管理者側に対して「防犯カメラをつけてほしい」と要望することはできても、付けることを義務として要求することはできません。また、同様に、警備員の配置を求めることも法律的には難しいと言われています。
マンションの外から自由にアクセスできる駐車場も、「セキュリティ」という面から考えればマイナスです。できればこれは避けたいもの。
女性の一人暮らしの場合、特に気を付けたいのは、「駐車場から部屋までの距離」です。マンションに駐車場がついておらず、遠くに停めなければならない場合は「その駐車場から部屋まで歩くための時間」が必要になります。
この距離が長ければ当然危険性は増します。しかも、「家に帰ってきたという安心感」から、気持ちのゆるみが出ることもありますから、なおさらです。
まとめ
・防犯カメラがついていたり、カギがついていたり、明るかったりする駐車場は防犯性が高い
・その逆は安全性が低いが、防犯カメラをつける義務は管理会社側にはない
・駐車場から部屋までの距離が遠い場合は、それにも注意が必要