「一無・二少・三多」を確認したところで、あらためて日々の生活習慣と体の健康度をチェックしてみませんか?
アメリカのカリフォルニア大学のブレスロー教授が調査した7つの健康習慣は、平均寿命を延ばすことにつながっています。
平均寿命を単に伸ばすだけでなく、介護を要する期間を短くし、健康でいられる期間を少しでも延ばすことにも着目しています。
防災を意識することはあなたの健康な体を維持していくことにもつながっています。
早速、ブレスローの7つの健康習慣をみていきましょう。
ブレスローの7つの健康習慣
①適正な睡眠時間

平均6~8時間の睡眠時間が必要といわれていますが個人差もあります。
人によって活動量も違い適正な睡眠時間の確保が必要です。
睡眠の型にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
90分間隔でレム睡眠とノンレム睡眠が交互に入れ替わっているのですが、レム睡眠が訪れているときに起床時間を設けると目覚めがよいといわれています。
ぜひ、脳が覚醒しているレム睡眠が訪れているときに起床時間をセットしてみましょう。
②喫煙をしない

タバコの三悪、タール・ニコチン・一酸化炭素はあなたの健康を奪い疾病を誘発します。
健康を手に入れたいのになぜ、疾病を誘発させるタバコにお金をつぎ込むのでしょうか?
発がん性物質を誘発させるタバコの三悪については「一無・二少・三多」でも触れました。
健康を手に入れたいのなら、まずは禁煙からスタートしてみましょう。
愛煙家にとっては過酷な課題となりますが、それだけタバコにはあなたの健康を奪う物質がたくさん含まれているのです。
③適正体重を維持する

適正体重は個人差も大きく身長や個人の活動量とも関連しています。
しかし肥満症となると話は別です。
肥満症は育った環境や遺伝的な要素も確かにありますが、日々の食習慣や生活習慣でいくらでも改善することはできます。
容姿を気にして見た目ばかりを重視してしまうのも問題ですが、明らかな肥満は生活習慣病にも大きく関連してくるため改善していく必要があります。
BMI:22.0mg/dl
上記が標準といわれている体型です。
まずはこの数値を目指して自分に合った適正体重を維持していきましょう。
④過度の飲酒をしない

適度なお酒は良薬にもなりますが、限度を超えた深酒はあなたの健康を確実に奪います。
「一無・二少・三多」の二少(少酒)は1日の摂取量は日本酒で1合程度(アルコール量:約20g)でしたね。
早速、今日から実行していきましょう。
⑤定期的に運動をする
運動といっても体力を消耗するほどの激しい運動のことではありません。
毎日実践できる軽い有酸素運動を取り入れていきましょう。
オススメはウォーキングです。
働いている人は終業後や休日に軽いスポーツなどを取り入れて、自身の健康体を取り戻していきましょう。
⑥朝食を毎日食べる
朝食抜きは体内時計がリセットされにくく代謝が上がりません。
そのため、朝食を食べない習慣の人が食べる人と比べると、実に4倍近く太りやすいといわれています。
10分早起きして朝日を浴び、起床1時間以内に朝食をとる習慣を身につけていきましょう。
⑦間食をしない

これは間食が絶対にダメといっているわけではありません。
間食する物を吟味し選択していけばよいのです。
「一無・二少・三多」でも触れましたが、食物繊維やたんぱく質の多いおやつは血糖値が上がりにくく、栄養素も同時に摂取することができるのでオススメです。
そして、間食する時間もできるだけ16時までにしましょう。
夕方以降の間食はからだに脂肪がダイレクトに蓄積してきます。
ブレスローの7つの健康習慣、どれも難しいことではありませんね。
健康を手に入れることは防災にもつながっているのですから、早速今日から実践していきましょう。
まとめ
・適正な睡眠時間は平均6~8時間
・脳が覚醒しているレム睡眠時に起床時間を設ける
・タバコの三悪はタール・ニコチン・一酸化炭素
・適正体重BMI:22.0を目指す
・肥満は生活習慣病を誘発する
・毎日実践できる有酸素運動のススメ
・朝食を取らない人は代謝が上がらず太りやすい
・間食は摂取する時間と選択する物を吟味する
・健康体を手に入れることは防災にもつながっている