2016年も日に日に秋が深まり、気温もますます下がってきました。
街中を行き交う人たちも少しずつ春夏の涼しい服装から暖かい服装へと変わっていっています。
季節の変わり目は日によって気温差が激しく、出勤や通学時の交通機関や町中にはゴホゴホと咳をしている人が増えてきています。
風邪をひいてしまうと、仕事や学業に支障が出てしまいますよね。
そこで風邪を予防するためにどの様な方法が効果的なのかを調べてみました。
マスクの着用
外気や飛沫からの感染をカット!
風邪をひいて咳が出始めるとマスクを着用しなければと考える方は多いと思いますが、風邪をひく前の予防方法としてもマスクの着用は優秀です。
細菌やウイルスの感染は、咳によって飛ばされるツバなどの飛沫によって感染する飛沫感染と、菌が空気中のホコリなどを媒介として漂い、呼吸をする事で感染する空気感染が存在します。
マスクを着用する事で90%以上の感染源をカットする事が出来るので、予防方法として非常に効果的です。
息苦しさを感じる事もありますが、用途に応じて様々なマスクが出ているので自分にフィットする快適なマスクを選びましょう。
電車内などの不特定多数の人が密集する場所ではマスク着用をお勧めします。
うがい手洗い
のどや手に付着した菌を洗い流す
小学校の中では必ずと言って良いほど、うがい手洗いに関するポスターを見かけます。
風邪の原因となる菌はドアノブや手すりに付着している場合があり、外出先で知らない間に触れてしまう事が多々あります。
外出先から帰宅したら必ず手洗いをする様にしましょう。
手洗いの際には石鹸を使うのは勿論ですがアルコール消毒も行う事が出来れば、尚良いでしょう。
手洗いと同時に、外気を吸った際にのどに付着したホコリなどの感染源をうがいで洗い流す事も大切です。
のどの乾燥を抑える事で、感染症に掛かる可能性を下げる事も期待できます。
温かい服装
体温は菌に対する抵抗力
体を冷やすと風邪を引くと言われますが、体温は菌から身体を守る大切なバロメータです。
体温が下がると菌に対する抵抗力が弱まり、病気を引き込みやすくなってしまいます。
昼間は暖かいと思っていても夜は急激に冷える日も増えてきます。
上着を用意したり厚めの下着を着るなどの方法で、身体を冷やさない様にしっかり対策をとりましょう。
温かい飲み物
身体を中から温める
温かい服装をしていても、冷たい飲み物を飲んだり強い風に長い時間当たってしまった場合などは身体が芯から冷えてしまう事もあります。
内臓などの深部体温は耳や脇の下で計る体温より平熱が1℃高いとされているので、身体の中が冷たくなるのは免疫力を落とす大きな原因となります。
そこで、温かいスープやお白湯を飲む事で身体を芯から温める様にしましょう。
生姜湯も良いのですが、生生姜に含まれるギンゲロール(ジンジャーエールに含まれるジンゲロンとは違います)という辛味成分は末端の血管を広げる事で血流をよくするので、逆に体の奥から熱を奪ってしまいます。
生姜を乾燥させると内臓の血流を良くして深部体温を引き上げる「ショウガオール」という成分となるので、成分表を確認する様にしましょう。
充分な休息
体調が免疫力に直結する
風邪を治すには充分な休息を取る事で免疫力を引き上げますが、予防に関しても同じことが言えます。
疲れている状態や寝不足の状態では免疫機能が充分に機能せず、菌を受け付けやすい状態になるからです。
体力があって元気な人は自然と風邪をひかなくなります。
風邪をひきやすいと思う人は、ウォーキングを1日1時間するなどして体力作りをすると良いでしょう。
健康は日々の生活において大切な要素です。
今年も年末まで風邪に負けず、楽しく新年を迎えられる様にしましょう。
まとめ
- 出かける時はマスクをしよう。
- 帰ったらうがい手洗い。
- 温かい服装をしよう。
- 温かい飲み物で体を冷やさない様にしよう。
- 充分な休息を取って体力をつけよう。