明日から3月!立春を過ぎたとはいえ雪による災害がいつ起こるかが気になるところです。
ただ、この時期に気を付けなければならないのは雪だけではありません。
時として吹雪や雪崩の発生を招く強い風が吹きやすい季節でもあるのです。
2月20日はほぼ全国で強風注意報および波浪注意報が出され、一部では暴風・波浪警報などが出ました。
今回は、風や波に関する注意報や警報が出ている時に、どの様に対処すればいいかを紹介します。
注意報・警報とは
注意報は予兆 警報は即行動
気象庁が発表する気象関連の情報で、特に詳細が取り上げられるものとして以下の4種類が存在します。
・気象情報
円滑な防災活動を行えるように、現在起こっている気象の状況や予測、注意すべき点に関してまとめたもので、台風などの気象災害の他、少雨や黄砂といった現象も取り扱います。
・注意報
災害が起こる可能性がある時に注意を促すもので、強風や降雨の他に融雪や低温といった内容が気象注意報としてあります。他に土砂災害を示す地面現象・高潮・波浪・浸水・洪水があります。
・警報
重大な災害が起こる恐れがある場合に発表されるもので、暴風や大雪といった気象警報の他に、土砂災害を示す地面現象・高潮・波浪・浸水・洪水といった種類に区分されます。
・特別警報
特に重大な被害をもたらす可能性がある場合に用いられ、地面現象・高潮・波浪及び気象特別警報として暴風・暴風雪・大雨・大雪の特別警報があります。
特に警報と特別警報が発表された場合は、危険が身近に迫っている可能性が高いので、出来るだけ迅速に避難したり、身の安全を守る対策を行いましょう。
強風・暴風時の対処
外には出来るだけ出ない
強風注意報や暴風警報が発表されている時は、突然の突風により大きな物が倒れて来たり、固い物が飛んで来る可能性があります。
その為、出来るだけ屋内で過ごすようにしましょう。
万が一、外に出なければならない時には長袖の服装をして、飛んで来る物から出来る限り身を守るようにする事をオススメします。ヘルメットがあれば、着用してください。
また、周辺に被害を出してしまわない様に、屋外の洗濯竿を取り込んだり、花壇のプランターを固定するといった対策をするのも忘れないようにしましょう。
波浪に対する対処
海から離れる
波浪警報が流れた際には、海沿いに住む人や船に乗り込む人は特に注意する必要があります。
可能であれば沿岸部から内陸へ避難したり、海側の窓を塞ぐといった対策を取りましょう。
船を保有している方は船を陸に上げて固定したり、安全とされる沖合の海域や退避可能な港へ船を移動させるといった対処方法があります。
また、海へ遊びに来ているときに警報が流れたら、浜辺から速やかに離れて身の安全を優先するようにしましょう。
春先は気が緩んでしまいがちですが、注意報や警報を聞いたらしっかりと対策を行うようにしましょう。
まとめ
・気象庁が出す情報には気象情報・注意報・警報・特別警報という段階がある。
・強風注意報や暴風警報が出ている時は、飛んで来る物に注意
・波浪警報が出ている時は海に近寄らない