冬が終われば、電気コタツやヒーターといった暖房器具も役目を終えて押入れの奥へとしまうことになりますね。
逆に、夏へ向けて扇風機を取り出しやすい位置へ出したくなります。
その時、電気を用いる暖房器具のコードはどの様にしてしまっていますか?
電気コードから起こる火災を避ける為に注意すべき事を調べました。
電気火災とは
圧迫されて発熱し易くなる
電気火災とは、電気プラグから起こるスパークによって起こる火災やコードが発熱する事によって起こる火災の事を言います。
コンセントにホコリが溜まっていると、トラッキング現象により、電流が通ってショートを引き起こす現象が起こる場合があります。
ショートすると火花を散らして火災の原因となる場合があるので、注意が必要です。
傷ついたコードも、露呈している箇所から火花が散って火災になる場合があるので注意しましょう。
コードを束ねて使う事や何かの下敷きにした状態で使うのも危険です。
巻取り式のコードになっている掃除機やアイロンを使う時も、制限範囲内で引き出して使う方が良いとされています。
圧迫されたコードには普段より大きな抵抗が掛かって加熱し易くなり、複数のコードが重なると放熱効率も落ちて高温状態になり易くなります。
使用時にはしっかりとコードを伸ばして、下敷きにならない様に注意しましょう。
コードのしまい方
きつく束ねない様に
コード類をしまう時は、必ずプラグ部分のホコリをよく落とすようにしましょう。
次回使うときに、うっかり差し込んでしまい、トラッキング現象の原因となるのを防ぐ為です。
また、しまう前にコードをよく見て傷やへこんでいる箇所がないかもしっかり確認しましょう。
特に傷ついたコードは早めに新品へと交換するのをオススメします。
プラグの先端が曲がっている場合や欠落している物も無理に使わず交換するようにしましょう。
しっかりと差し込めないプラグは火災の原因となるので、早めに交換しましょう。
コードを束ねる時は、短く畳まずゆとりを持って束ねて曲がっている部分に過度な負荷が掛からないように注意しましょう。
縛るヒモも針金のように強く圧迫してしまう物は避けて、ビニールひも等を使うようにしましょう。
押入れなどにしまう時も、他の物の下敷きにしてしまわないように最後に入れるようにすると良いでしょう。
暖房機器本体などと比較すれば小さく軽いので、しまう場所には困らないかと思います。
次の冬が来た時に安全だと思って使ってみたら、暖かくなるどころかコードから出火したという事になったらとても笑える状況ではありません。
しっかりと翌年の事も考えてしまうようにしましょう。
まとめ
・傷ついたコードを使うと電気火災の危険がある
・しまう時にコードが傷つかないように注意しよう
・傷ついたコードは早めに交換しておこう
参考サイト
◆生活安心情報 > 電気火災 神戸市役所
◆電気やプラグの正しい使い方│でんきガイド│東京電力エナジーパートナー株式会社