通勤やレジャーで車を利用する方も多いでしょう。特にコロナ禍の現在では、移動中の密を避けるため、車を使ってお出かけをする機会が増えているのではないでしょうか。
運転をしていると、段差などの異常を発見することがあります。道路の異常はそのままにしておくと事故を誘発する恐れもあり、危険ですよね。では、見つけたときはどのように対応すればよいのでしょうか。
道路緊急ダイヤル(♯9910)
道路に異常を発見した時は、道路緊急ダイヤル(♯9910)に連絡をします。この番号にかけると、道路管理者に直通でつながります。番号は全国共通で、24時間受け付けています。通話料は無料です。
道路緊急ダイヤルは利用する機会が少ないため、電話番号を忘れてしまうことがあるでしょう。電話番号をメモして、車検証などと一緒に保管しておくと安心です。
道路の異常とは?
道路緊急ダイヤルを使って異常を報告することは、道路の安全を確保し、交通事故を予防することにつながります。では、どのような異常を発見した時に連絡をすればよいのでしょうか。
国土交通省のホームページでは、「道路に穴ぼこや段差がある」「路肩が崩壊している」「ガードレールが破損している」など、道路に損傷があるときに連絡をするように述べられています。また、路面の汚れ(油や土砂など)や落下物があるとき、高速道路や幹線道路などで動物の死骸を発見したときも、道路緊急ダイヤルに連絡をしましょう。
電話をするときの注意点
運転中に携帯電話を使用する行為は禁止です。まずは安全な場所に車を停止させてから電話をするようにしましょう。高速道路では、事故や車の故障などやむを得ない場合以外の駐停車は禁止されています。パーキングなど安全な場所に停車させてから行いましょう。
連絡をするときは、道路の異常があった場所を正確に伝えましょう。道路の名前や進行方向、付近にある施設の名前などを意識するといいですね。高速道路の場合はキロポスト(基点からの距離を示す表示)の数字を伝えるとスムーズです。
道路緊急ダイヤルは、高速道路や国道などを対象にしています。都道府県や市町村が管理する道路の場合は、自治体に連絡するようにしましょう。
交通事故が発生している場合は、警察に連絡をしましょう。
まとめ
・道路に異常があった場合は、道路緊急ダイヤル♯9910に連絡する
・道路に損傷がある場合、汚れがある場合、落下物がある場合などが対象
・連絡は車を安全な場所に停車させてから行う
・異常があった場所の情報を正確に伝える
・交通事故が発生している場合は、警察に連絡をする