最近の報道を見ていると、政治家やタレントの「ネット炎上!」と耳にしませんか。
また、食品業界を中心とした企業に関しても、商品等に悪戯をする様子を撮影した画像等の投稿によって、大きな被害を受ける事があります。
ネットが何故、炎上するのか、それを防ぐためには何が必要なのかを考えてみました。
何故、ネットが炎上するのか
炎上の原因
SNSが炎上するには、その火種となる投稿があります。
その投稿内容に対して様々な形で書き込みが行われて最終的に炎上する事になります。
火種となる投稿には大きく四つの種類があります。
①会社に対する社内の不満
残業、パワハラ・セクハラ、社内における不正等に対する不満に起因するもの
②目立つためのイタズラ
目立つ映像や発言を投稿し、ネット上での話題を得るため
③特定の相手等に対する嫌がらせ
ライバル会社、イジメ対象者に対する嫌がらせのため
④悪意の無いウッカリ発言
通常の投稿の中で悪意を持たない投稿が、異なる受け取り方をされた時
炎上の投稿者
炎上の投稿者にも種類があります。
①自己の主張と反する意見に対する反論者
自分の主義主張と異なる投稿に対し、反論をぶつけていく者
②社会悪に対する正義
社会的な悪に対し、正義感を持って意見を投稿していく者
③やじ馬
他人のやり取りに便乗して投稿していく者
④悪意の投稿者
特定のサイトに対し炎上させる事を目的として投稿していく者
炎上を防止するために必要な事
サイトの運用に気を付ける
では炎上を防止するためには、何に気を付けなければならないのでしょうか。
現在ではスマホも普及して、誰でも気軽かつ手軽にウェブの世界に入っていく事が可能になりました。
以前の様に家庭いる時ばかりではなく、通勤・通学や職場等における少しの休憩中でも閲覧したり、書き込みする事が可能になっています。
また一部のサイトでは匿名性のあるものや、Twitterの様に文字数が少なくても書き込める事から、投稿に対する抵抗感が下がっている事も事実です。
サイトの主体となる人は一般的に多くの人に見てもらえる努力をしております。
多くの人との繋がりを持てる事はサイトの利点でありますが、逆に意見が合わない人達とも関わりが出来てしまうという欠点もあります。
サイトを運用するにあたっては、投稿する場合は言葉を選んで使ったり、不必要な摩擦を避ける努力が必要ですね。
また、投稿やWebページに関して逐一チェックしていち早く火種となる投稿に対して対処することも重要です。
ただ、膨大な投稿をチェックすることは非常に手間のかかる作業で到底できるものではありません。
そんな方々のために、Webサイト全般を見て、異常があれば自動で通知してくれるWebリスク監視ツール「レジリエンスメーカー」を弊社では提供しております。
健全な組織を維持する
企業等の組織が運営していくサイトを適正に管理していくためには、先ずその組織自体が健全でなければなりません。
企業自身が不正を働いていたり、ハラスメントが存在する組織においては社員の不満が募り、内部告発や自社情報の漏洩が起こる可能性が出てきます。
組織の運営を適切に行うとともに、カウンセリング等を含めた社員の適切な管理や教育が必要になってきます。
不安定な現代社会において、「危機管理」の立場で組織を運営していく為には、様々な事態への備えが必要ですね。
レジリエントな組織と人造りは、これから更に求められてくるものでしょう。
まとめ
・ネット炎上の原因には、外からの原因と内部からの原因の二つがある
・炎上の原因となる投稿者にも様々な種類がある
・ネット炎上を防止するためには、適切なサイト管理と組織の健全化が必要