長時間立ちっぱなしやデスクワークで座ったまま、スポーツをされている方など、腰痛で悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
仕事の要因のほかにも普段からの運動不足や生活習慣が原因で、腰を痛めている人も多くいらっしゃることと思います。
なんの前触れもなくある日突然、「グキ゚ッ」と腰に強烈な痛みが襲う『ぎっくり腰』になってしまうかもしれません。
特に高齢者の方では筋力が弱くなってくるとともに、ぎっくり腰になってしまう方も多いそうです。
そこで今回は、ぎっくり腰の原因や改善法などを紹介したいと思います。
ぎっくり腰ってどこがどうなるの?
知られていないぎっくり腰の深刻さ
皆さんは「ぎっくり腰」という言葉をよく耳にすると思いますが、実際にはどのような状態を指すのか知らない方が多いのではないでしょうか。
よくアニメやドラマの中で『ぎっくり腰になっちゃった』と冗談めいて話すサラリーマンの姿が目に浮かぶかもしれませんが、ぎっくり腰は、実際はとても大変な病気なのです。
まずはぎっくり腰の症状についてみていきましょう。
ぎっくり腰とは腰痛の一種で、重い荷物を運ぶときや、日常あまりしない行動をした時などに突然起こる腰の痛みのことです。
症状としては、激痛のため歩くことができなくなったり、日常生活が困難になったりと、とても不便な病気です。
原因はさまざまですが、主に腰の筋肉疲労が挙げられます。
実際に私の知り合いにも、ぎっくり腰になってしまった人がいます。
長時間の立ち仕事をしていて突然ぎっくり腰に襲われしまい、しばらくは歩くこともできない状況でした。
仕事を休むことができず痛みがあるまま毎日職場に来ていましたが、しばらく歩き方や立ち姿はとてもぎこちなく、痛々しい様子でした。
ぎっくり腰は、なった人にしか味わうことができない痛みが現れると言います。
ぎっくり腰と混同しやすい「椎間板ヘルニア」
ぎっくり腰と似たような腰痛を伴う症状に「椎間板ヘルニア」があります。
筋肉が伸びてしまったり、筋膜が損傷をおこすことが要因の「ぎっくり腰」に対して、「椎間板ヘルニア」は椎間板の要因で起こる症状です。
椎間板(ついかんばん)とは、骨と骨の間のクッション材の役割をしている水分を多く含んだ部位です。
腰や腰の骨に負担がかかることで、そのクッション材である椎間板がつぶれ、内部にあるべき「髄核」が膨れてしまった状態を「椎間板ヘルニア」といいます。
膨れてしまった椎間板の一部が神経を圧迫することで、強烈な痛みや腫れを伴います。
横になっているだけでも痛くさらに手術を行う際の麻酔注射がとんでもなく痛いということをご存知の方も多いと思います。
ぎっくり腰や椎間板ヘルニアにならないためにも、日々気を付けながら生活していかなければなりません。
ぎっくり腰にならないためには?
ではぎっくり腰にならないために、日々どのような生活をすればよいのでしょうか。
お勧めの腰痛・ぎっくり腰対策を紹介します。
①定期的に運動をすること
ぎっくり腰の多くは筋肉の疲労が原因であることが証明されているので、腰の筋肉をつけることが重要とされます。
私はあまり腰に負担がなく、ダイエットにも効果がある水泳をしています。水泳は陸上よりも体にかかる負担が少ないので、腰痛対策にはぴったりですよね。
また水泳は消費カロリーも高いので、ダイエットにも効果的です。
②姿勢を正しくするように意識すること
私はもともと猫背なので、腰に負担がかかり腰を痛めることが多くありました。
最近は姿勢を正すことで腰への負担を減らし、気持ちよく仕事をしています。
私がデスクワークの際に心がけていることは、まず、深く腰掛けて足の裏をぴったり床につけることです。
このとき、膝の角度が90度になるように意識します。
そして、太ももをそろえて膝をくっつけ、太ももと背中が90度になるようにします。
こうすれば腰に負担もかからず、疲れにくい姿勢を保つことができます。
まとめ
・最近では高齢者など、体が弱い人がぎっくり腰になるケースが多くなっている
・ぎっくり腰の原因は、筋肉疲労が主で、日常生活ができなくなる
・ぎっくり腰にならないためには姿勢を正すことがおすすめ
・ぎっくり腰の予防は腰に負担の少ない水泳など、腰の筋肉をつける運動がオススメ