お金や貴重品をとっていく空き巣も厄介なものですが、人間がいるにも関わらず押し入ってくる「強盗」はもっと怖いものです。この強盗を未然に防ぐための対策について考えていきましょう。
在宅時の心得
強盗が怖いのは、その被害が金銭だけにとどまらないからです。「人間がいること」をわかったうえで入ってくるため、中にいる人間に暴行が加えられたり、最悪のケースでは命さえも奪われたりしてしまいます。
そのため、これを未然に防ぐための対策が重要です。
まず、宅配業者などが来た場合、必ずインターホンで確認してください。また、女性の一人暮らしならば、鍵をあけずに対応するということを徹底します。宅配業者がきても荷物を受け取らず、サインだけをして、「扉の外に置いておいてください」と告げて、業者が帰った後に回収します。なぜなら、その業者が本物か、それとも強盗を装った人間なのかは判別がつかないからです。社員証を提示してくれるところもありますが、その社員証が偽造のものか本物か、見分けられる人はそう多くないでしょう。
鍵は当然2重ロックにして、在宅時でも鍵はしっかりかけてください。簡単な対策ですが、犯罪を未然に予防するための有効な対策となり得ます。女性の一人暮らしの場合、身に覚えのない業者が点検などに来ても鍵は開けずに名前だけを聞いておく、というのもよいでしょう。後でその業者に電話をして、改めて日付を決めてから再訪してもらうのも手です。
帰宅時は特に注意したい
仕事で疲れた帰り道、くたくたになった体を引きずってやっと家…となると、ちょっと気が抜けてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかしこれはとても危険。
エレベーターがあるマンションでは、ほかの人とできるだけタイミングをずらして乗り込みましょう。女性の一人暮らしで、かつ乗り合わせることになるのが男性ならばなおさらです。
部屋の前についても、警戒は怠りなく。家の周りを軽く見まわして、不審者がいないか確認をしてください。大きな声で「ただいまー」と行って入ったり、家の電気をつけっぱなし会社に行ったりするのも有効です。
「部屋の中」は、一度入られてしまえば密室です。一人暮らしの場合、家族が帰ってきて異変に気づく、ということもありません。強盗が入らないように未然に対策をすることが、一番重要です。
まとめ
強盗を未然に防ぐ対策としては、以下のようなものがあげられる
・在宅時でも鍵をかけ、軽率に開けない
・宅配物はサインだけして足元に置いて帰ってもらう。覚えのない業者の訪問は受けない
・インターホンでしっかり確認
・帰宅時、エレベーターは1人で使う
・周りを見渡してから部屋に入る
・声かけや電気をつけていくのも有効