皆さんは東京へ行ったことや、都内に住んだことはありますか?
『旅行や仕事で行ったことがある』、『東京都内に住んでいる』という方はかなり多いのではないでしょうか。
進学や就職で東京に移住される方は年々多くなっています。
しかし東京は江戸時代からの土地不足の解消を目的として行ってきた埋め立て地が多いため地盤が緩い個所も多く、建物が密集していることから、災害時には大きな被害が出ることが懸念されています。
この先東京に住みたいと考えている方や、今現在住まわれている方にとっては不安なところです。
そこで今回は東京の「防災マップ」「ハザードマップ」を活用して、地震や洪水の際に危険な地域を皆さんにご紹介します。
将来東京に住みたいと考えている方、都内で引っ越しを検討されている方は必見です。
参考リンク
◆東京防災マップ
◆Google防災マップ
◆国土交通省ハザードマップポータルサイト
◆東京防災マップ
大きな川の近くは危険?
荒川区・足立区の一部は地震・洪水に弱い
東京の防災マップ・ハザードマップを見てみると特徴的なのが、災害危険エリアは東京の東側に多いことです。
特に荒川区・足立区に災害危険エリアが多いことが分かりました。
その理由を調べてみると荒川区や足立区の近くには『荒川』『隅田川』といった大きな川が流れていることから、小さくやわらかい土砂が川周辺に堆積しており、そのせいもあり地盤が地震などの自然災害に弱いとされています。
さらに、このような大きな川の周辺は大雨による洪水もリスクとして懸念されていて、ハザードマップでも洪水危険エリアとして掲載されていました。
ちなみに、大きな川の傍に「一級河川」などの表記を見かけることがあるかと思います。
一級河川とは、複数の都府県にまたがる大規模な水系で、国(国土交通省)が管理している河川です。
国民の生活や産業の為に重要な河川が指定されています。
東京近郊では荒川・隅田川・多摩川・利根川などが「一級」です。
二級河川は一級水系以外の比較的流域面積が小さい水系の河川で、都道府県が管理している河川のことを指します。
都内に「二級」は目黒川や境川など15河川が流れています。
その他にも100を超える河川・運河が都内を縦横無尽に流れており、江戸が「水の都」と言われた所以です。
歴史的に見れば東京にはさらに多くの河川・運河がありましたが、そのほとんどが埋め立てられ道路などになったため「川が多い」と意識することは少なくなりました。
前述の通り、東京23区はほとんどの地域が埋め立て地や川の近くの土地です。
地盤が地下水に浮いている構造の場所が多いため、地震や洪水などの自然災害に「弱い」と考えられています。
ここで挙げた荒川区や足立区に限らず、大きな川の近くの住宅街や埋め立て地に住んでみたいと考えている方は、洪水対策や地震対策を必ず厳重に行ってください。
練馬区は自然災害に強い?
住む前に防災マップの確認を
東京には比較的災害に強いとされる地域もたくさんあります。
例えば、練馬区は防災マップ・ハザードマップで見る限りは安全な場所が多い地域です。
避難地域として推薦されている場所も多いのでとても安心です。
練馬区が比較的安全な理由は、地盤がしっかりとしているからです。
練馬区は自然が豊かで、東京でも珍しく大規模な農地もたくさんあります。
そして近くに大きな川がないため洪水の心配が少なく、他の地域に比べれば自然災害をあまり心配せずに過ごすことができます。
公園や神社などが多いので、自然をたくさん体感する機会を持つことができます。
また東京の中でも比較的家賃が低いと思うので、これから東京に住みたい方には練馬区をオススメします。
このように東京23区は自然災害に弱いと思っている方が多いと思いますが、東京の中でも自然災害に強く比較的安心して生活できる地域もたくさんあります。
今後東京へ上京したいと考えている方は是非「防災マップ」「ハザードマップ」を参考にしてくださいね。
まとめ
◆東京23区は地盤が弱い個所が多く、大きな川も多く、建物が密集しているため自然災害に弱い
◆特に大きな川が流れているそばの地域では、地震や洪水で大きな被害が出る心配がある。
◆移住前に必ず「防災マップ」「ハザードマップ」をチェックしよう。
参考リンク
◆東京防災マップ
◆Google防災マップ
◆国土交通省ハザードマップポータルサイト
◆東京防災マップ