災害に遭遇しないことに越したことはありませんが、もし遭遇してしまい避難所生活を送ることになったとしたら・・しかも、寒い冬場に。そんな「もしも」の時に役立つ、2つのアイテムをご紹介しましょう。どの家庭にでもある「ビニール袋と新聞紙」この2つがあれば、寒い避難所でも暖を取ることができるのです。
最近多くの避難所には、段ボールベッドやマットレスが常備されるようになっていますので、床の冷たさは解消されています。ですが、一人一人に暖房器具の支給はありませんし電源も確保できないので、個人で暖房器具を使うこともできませんからね。
ビニール袋の大きさは!?ゴミ袋の大サイズがベスト
用紙しておくビニール袋ですが、サイズが色々ありますよね。どのサイズを用意しておけば良いかと言うと「ゴミ袋の大サイズ」がベストになります。用途としては、腰から下の下半身を暖めるために使うので、できるだけ大きいサイズが好ましいのです。
使い方を説明しましょう!先ずは新聞紙を丸めます
では、暖の取り方の説明に入りましょう。先ずは、新聞紙1面を半分にちぎります。そして軽くクシャクシャと丸めてしまいましょう。
1:新聞紙半面をクシャクシャと丸める
2:30枚くらいの玉をつくる
3:ビニール袋に入れる
4:座った体制で足を入れる
5:腰のところでビニールを軽く結ぶ
順番はこのようになります。新聞社によって異なりますが、一般的な朝刊だと約30ページなので、朝刊2日分で30枚の玉を作ることができますね。
エッ・・それだけでいいの?
もっと色々なことをしなければいけない、と思っていた方は「エッ、これだけ?」と思っていることでしょう。そう、これだけなのです。これだけなのですが、これが暖かい!やってみると分かりますが、体温で新聞紙が暖められて保温効果を発揮します。ビニールは気密性が高いので外が寒くても中は暖か、足先の冷えを防ぐので体全体を暖かく感じることができるのです。
上半身が寒い時は新聞紙をインナーに使おう
足元はこれで暖かくなりましたが、上半身がまだ寒いです。と言われる方には、新聞紙をインナーに使ってみてください。速攻で暖かさを感じることができるはずですよ。
・新聞紙を広げて横方向に半分に折ります
・そのまま下着の上から体に巻き付けます
・その上に上着を着こみます
これだけでとても暖かくなってきます。最初はカサカサと新聞紙が気になるかも知れませんが、寒いよりは断然マシなので是非試してみてくださいね。
更に暖かくするには、ビニール袋を頭からかぶる
それでも上着が薄いとか、風通しがよくてまだ寒い!と言われる方には、ビニール袋を被ることをお勧めします。
・ビニール袋を半分に折る
・山折りになった角を少し切り取る
・広げるとビニール袋の底側、真ん中に穴が開く
・穴を押し広げるように頭から被る
こうすれば、上半身もビニール袋で覆われるので寒さを防ぐことができます。この時のコツは、最初から大きな穴を開けないことですね。押し広げるように被ることで、保温性がアップしますからね。
新聞紙は普段でも防寒対策に有効なアイテムなのです!
新聞紙は防寒対策に簡単で有効なアイテムでして、突然の大雪時にも活躍しますよ。既に異常気象は日常茶飯事となってきました。例年にないドカ雪も珍しくありませんよね。でも、急にそんなに寒くなると、防寒対策が追い付いてきません。
例えば、玄関先を除雪したり雪の中を出かけないとならない場合、足用カイロの調達が間に合わないので、足の指先や足首がとても冷えて困ってしまいます。
そんな時でも、「靴下を履く ⇒ 新聞紙を足先から足首まで巻き付ける ⇒ その上から靴下を履く」これだけで、感じる冷えが半減します。寒いと感じる場所に新聞紙を使えば、どこでも暖かくすることができますからね。
まとめ
・ビニール袋と新聞紙を、避難用緊急持ち出し袋に用意しておこう
・ビニール袋と新聞紙を組み合わせれば、防寒対策に有効となる
・新聞紙は普段でも防寒対策に有効なアイテム
・寒いと感じる場所に新聞紙を使ってみよう