皆さんは最近「朝、体がだるい」「めまいがする」といった症状に悩まされてはいませんか?
このような症状に当てはまる方は「貧血」の恐れがあります。
「でも時間がたてば症状も軽くなるし、問題ないよ!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
ですがこの「貧血」を軽く見てはいけません。
この貧血がきっかけで、最悪命を落としてしまう可能性だってあるんです!
今回は「貧血」について、その原因や症状・解消法などを紹介します。
貧血って何?
「貧血」とは鉄やビタミンが不足すると起こる症状で、男性よりも女性の方が多く発症しがちです。
なぜ鉄やビタミンが不足すると貧血になってしまうのかというと、血液の中で酸素を運ぶ役割を担っている「ヘモグロビン」を作るのに鉄やビタミンが使われるためです。
これが不足してしまうと体全体に酸素が十分に行き渡らなくなるので、息切れしたり動悸を起こしたりします。
体全体に酸素が回らないと、めまいや頭痛・倦怠感などが発症し、体に影響を及ぼします。
貧血は特に妊娠中や出産後の女性に多くみられ、その主な原因は血液の中の鉄分不足です。
確かに貧血は男性よりも女性のほうが発症しやすいということは何となく皆さん知っていますよね。
現在妊娠中の方や出産を控えている方は、貧血には特に注意してください。
貧血の症状について
では次に貧血の症状について詳しくみていきましょう。
皆さんは貧血になると「頭痛」や「めまい」「動悸」「息切れ」がするということは聞いたことがあるかもしれません。
いずれも血液内の酸素不足が引き起こす、代表的な貧血の症状です。
しかし、ほかにも貧血が原因による症状があるんです。
例えば「口内炎」。
貧血で赤血球や白血球が不足すると口内炎になることがあります。
貧血のせいで口内炎に必ずなるとは限りませんが、口内炎ができた時には注意したいですね。
補足ですが口内炎は、免疫が下がってきたときにも発症することはご存知でしょうか。
もし口内炎になったときは、自分の身体の状態を気遣ったほうがいいサインかもしれません。
最悪の場合、貧血により「昏睡状態」になってしまう可能性もあります。
朝礼などで倒れて込んでしまう方はこの状態かこの一歩手前の状態に当たります。
特に毎日貧血で悩んでいる人や、日中でもめまいや頭痛がする人は要注意です。
このような症状の方々は重度の貧血を患っている可能性が高く、軽い症状だけではなく一酸化中毒や昏睡状態になる恐れもあるといえます。
体や脳に酸素が運ばれない……と考えるととても怖いですよね。
このような症状に悩んでいる方がいれば、すぐに病院で診てもらうことが大切です。
貧血の解消法
最後に貧血で悩んでいる方のための解消法を紹介します。
まず1つ目は「朝食をしっかり食べる」ということです。
最近では朝食を抜いてそのまま学校や仕事に向かう人が増えてきています。
何も食べずに体を動かすと貧血になる可能性も高くなるので、朝食はできるだけしっかりと食べましょう。
とくに鉄分が多く含まれているアーモンドやココア、フルーツグラノーラなどがオススメです。
また「朝のラジオ体操」も解消法のひとつとしてオススメです。
寝ている間に汗をかくため、朝は水分を十分に摂取できるまでは血液がどろどろの状態だと言われています。
運動は朝食後か水を一杯飲んでからがいいでしょう。
朝食後に体を適度に動かし、血液・酸素を体全体に運ぶように心がけてみてはいかがでしょうか?
運動不足解消にもなって一石二鳥ですね。
まとめ
- 貧血は誰にでも起こりうる症状であり、命を落としてしまう危険もある。
- 貧血の主な原因は鉄分不足であり、女性に多く発症する。
- 貧血の症状はめまい・頭痛・動悸・息切れだけではなく、口内炎や昏睡状態を引き起こすことも。
- 貧血にならないためにも、毎朝しっかり食事をとって、適度に体を動かすことが大切。