一人暮らしをしている場合、たとえ地震などが起きてもだれも助けてはくれません。
自分の身を自分で守り、自分自身で安全を確保しなければならないのです。
そのため、「物件の頑丈さ」というのは非常に重要になってきます。
地震対策と火事対策
物件の頑丈さが問われるのは、「地震によるところ」が大きいと思われます。
これに対抗するための方法として、「耐震構造(地震が起きた時、揺れはするが倒れない)」
「制振構造(ゆれが起きても、それをコントロールする)」「免震構造(基礎部分で、ゆれが伝わらないように調整する)」の3つです。
どれが優れている、とは一概に言うことはできませんが、「どのような対策(構造)をしているのか」ということは確認しておいた方がよいでしょう。
また、火事に強い家を選ぶことも大切です。「火事に強い家」というと多くの人が鉄筋コンクリートの住宅を思い浮かべることでしょう。しかし現在では、木造であっても優れた耐火性を誇るものもあります。
ただ、いずれの場合であっても、この部分の安全性はしっかりと確認しておかなければなりません。
選び方を考える
また、地震が起きた場合はできるだけ速やかに安全を確保する必要があります。
ただ、高層階の場合、逃げるためには時間がかかります。エレベーターなども止りますから、階段を使うしかありません。また、高層階になればなるほど揺れも強く出ます。
ただ、だからといって、「1階ならOK」ということもできません。1階の場合は上から押しつぶされる可能性がありますし、またそれ以外の犯罪(のぞきなど)にも巻き込まれる可能性が高くなります。
「何を重要視するべきか」ということは人によって異なりますが、高すぎる部屋や1階は避けた方がいいでしょう。
ただ、現在のマンションは、昔のマンションに比べて随分強くなっています。
大きな地震が起きるたびに、耐震性の基準が見直されて、強化されていっているからです。
2000年にも、「建築基準法」の改正が行われましたね。
まとめ
・地震対策がきちんとされているマンションを選ぶことが重要
・火事対策もしっかりと見ておきたい
・高層階はゆれがひどくなる。しかし1階の場合ものぞきなどの可能性があるので、一人暮らしの女性は要注意
・現在は耐震性も見直されており、昔に比べて安全で安心はマンションも多くなっている