「一人暮らしの安全性」「一人暮らしのセキュリティ」はよく取り上げられるお題です。
今回は「物件選び」という観点から、それについて見ていきましょう。
駅まで近い=いい事ではない
「エキチカの一人暮らし用の物件」というのは非常に人気があるものです。
これは、セキュリティの面からも意味があります。最寄駅から家が近いほど、夜道を歩く時間は少なくなります。
ただ、これは時にマイナス点となることも。駅前が繁華街となっている場合、セキュリティ面に不安が出る場合もあります。
また、昼間と夜、両方で、実際に駅から家までの道のりを歩いて見ることも必要です。
何かあったときに逃げ込める場所があるかどうかを確認してください。
公園などがある場合は特に注意をします。昼間は憩いの場となる公園ですが、夜間は隠れるところも多く、危険がある場所でもあります。
明るい道かどうかも確認を
「一人暮らしの環境」ということを考えた時、会社へのアクセスの良さをまず真っ先に考えてしまいがちです。
しかしこれだけを見ていると、上記のような「危険な場所」にアパートを借りることになってしまう可能性もあります。
夜間に実際に歩いて見た時には、「街灯の有無」も意識しましょう。帰り道が明るいかどうかをチェックするのです。これは「自分がいつも帰る時間」でなければ意味がありません。
スーパーやコンビニは何かあったときの避難場所として役立ちますが、スーパーは営業時間に注意したいもの。
もっとも理想的なのは、一人暮らしの部屋への帰り道に警察署や駐在所があることです。
「何かあったときに駆け込める」というのも非常に大きなメリットですが、駐在所があることで犯罪が抑止されるという見方もあります。
バスや自転車を使う場合は、バス停―駅―家までの距離や、駐輪場―駅―家までの距離についてもしっかり見ておかなければなりません。駐輪場が混みあう場所であるのなら、第二駐輪場の位置はどこか、ということも確認しておいてください。「第一駐輪場は駅から1分の距離だが、第二駐輪場は10分程度かかる」ということも珍しくありません。
まとめ
・「駅までの距離が近いこと=いいこと」ではない
・公園などがないかを確かめる。また、夜間に一度あるいて見ることが大切。
・街灯の有無や、帰り道の明るさをしっかりチェックする
・交番や警察署があればなおよい
・駐輪場やバス停の位置も確認しておくことが必要