女性の一人暮らしにおいては、「外側からの視線」に注意することも大切です。
「自分の暮らしは見られているのだ」という過剰なくらいの意識をもって、防犯にとりくみましょう。このような警戒心が、犯罪を遠ざけることにもつながります。
定番、「女性の一人暮らし」に見せないために
昔から、「女性の一人暮らしに見せないような工夫をすること」は非常に重要だと言われています。
たとえば、
・洗濯物を干すときは、男性の下着をまぜて干す
・電気を一つつけっぱなしにしてから会社に行く
・帰ってきた時には、大きな声で「ただいま」と言ってから入る
・表札には男性の名前を一緒に書いておく
などです。
このようなことは、たしかに単純なやり方ではありますが、「女性の一人暮らしではない」ということをアピールする材料となります。電気をつけっぱなしにしていくのは電気代が……と思う人もいるかもしれませんが、100ワットの電球を24時間つけっぱなしにしていたとしても、1日で67円程度にしかなりません。しかもそのうちの8時間くらいは「もともと点けている時間」だと考えれば、1か月で1340円程度しか変わらないのです。
これくらいの料金で防犯性を高められると考えれば、これは十分に利用価値のある方法だと言えるのではないでしょうか。
外部の視線を「シャットアウト」する方法
もう一つ提案したいのが、外部の視線を「シャットアウト」するという方法です。
上であげた方法は、「女性の一人暮らしだとわからないようにする」というものでしたが、こちらは「生活の気配を感じさせない」というやり方です。
たとえば、
・洗濯物は室内の乾燥機にかけるだけにして、外には出さない。(布団などは布団のクリーニングに出す)
・カーテンをつけて、中を見せないようにする
・表札を一切出さない
などの方法です。
特にカーテンは取り組みやすい方法ですし、省エネにもつながります。ただし、カーテンの柄が女性らしいものであった場合、やはり「一人暮らしなのだな」と推測されやすくなります。そのため、好みもあるかとは思いますが、ユニセックスのデザインのものを選ぶ方がよいでしょう。
まとめ
・外側からの視線を気にして、「女性の一人暮らし」ではなく「男性と一緒に住んでいる」ようにみせる
・一日中電気をつけっぱなしにしておく方法が有効
・外部からの視線をシャットアウトする方法もある
・その場合、カーテンはユニセックスなデザインのものを選ぶべき