短い人でも9年、長い人だと18年以上付き合っていた「学生」という肩書を外し、「社会人」という肩書になるタイミングで、一人暮らしをし始める人もいるでしょう。
会社が始まる前に、行っておきたい一人暮らしの手続きを見ていきましょう。
会社が始まるその前に
現在多くの会社は、4月を始まりとしているかと思われます。
新入社員として入社した場合、最初のころは何かと、ばたばたしており、落ち着いて過ごすことは難しいでしょう。一人暮らしの場合、だれかに手続きをお願いするのも難しいものです。
そのため、「就職が決まったタイミングで、会社の近くに引っ越した」という人の場合は、入社前にあらかたの手続きを終わらせておくことをおすすめします。
まず、引っ越しの基本となる転出届と転入届は早めに出してしまいましょう。
免許証の住所の書き換えも行います。免許証は、もっとも身近でもっとも使い勝手のよい身分証明書です。これの住所が現在のものになっているかどうかで、日々の生活の利便性がまったく異なります。
印鑑登録もしておきましょう。これは役所で簡単にできます。なお、転出届とは異なり、原則として、前の住所での破棄手続きなどはする必要はありません。
「自動車を所有しており、一人暮らしの家にも持っていく」という場合は、これの手続きをしてください。
車を所有するということは、車を停めておくための場所も確保しておかなければならない、ということです。駐車場もしっかり確保しておきましょう。なお、この手続きは、引っ越し後15日以内に行う必要があります。
公共料金の引き落とし設定などもやっておくとよい
公共料金の払い方はさまざまですが、引き落としが一番便利でしょう。
給料が入ってくるメインバンクなどを引き落とし先に設定しておくと払い込み落としがありません。家賃も同様の処理をしておくとよいでしょう。
郵便物の転送願いも出しておきましょう。これを出しておけば、元の住所に届いた郵便物が、無料で新しい住所に転送されます(1年間)
「前の住所が実家だった」という人はいいのですが、「アパートで一人暮らしをしていた」という人は特にこの手続きが重要です。
預金通帳やクレジットカードの住所変更も一緒に行っておくと、万が一のときにも対応がしやすくなります。
まとめ
・新社会人は何かと忙しい
・転出届や転入届、免許証の書き換えなどは会社が始まる前に
・印鑑登録と車の手続きも必要
・転送願いも出しておく。特に、前の家が借家だった人は確実に行うこと。次に新しい住人が入る可能性も高い
・預金通帳やクレジットカードの住所変更も行う