「持病があるけれど一人暮らしをする必要が出てきた」という人もいるでしょう。
このような場合は常備薬をどのように管理すればよいのでしょうか。
おくすり手帳と常備薬は一緒に
まず、一人暮らしをするのであれば「おくすり手帳」のことを特に重要視するべきでしょう。
これは、自分の患っている持病に対して処方される薬などを記したものであり、これを読めば、必要な薬を出せるようになっています。
特に大震災のときに活躍したものであり、やむを得ないケースでは医師の診断を待たずに薬を処方してもらえるというものです。
一人暮らしでなくても大切なものではありますが、周りからのフォローが望めない状態では非常に重要です。常に携帯するようにしてください。家の中にいるときは、非常持ち出し袋に入れておくと安心です。
常備薬の管理について
常備薬をどのように管理するか、というのは人によって異なります。
ピルケースに入れておく人もいれば、小さなビニール袋に入れて持ち歩く人もいます。
ちなみに、包装から常備薬を一度出してからピルケースに入れる場合、その常備薬の保管期間は1週間程度だと言われています。ただ、事前に医師に確認しておきましょう。
一人暮らしの場合は、「常備薬のなくなるタイミング」で病院に行くのではなく、ある程度余裕がある状態で病院に行ってください。震災時などに、「明日病院に行くつもりだったから、今日までの分しかない!」ということになった場合、非常に危険です。
また、非常に重い病気がある人などは、ピルケースを探す時間も惜しくなることもあるでしょう。そのため、首からペンダントタイプのピルケースを下げることをおすすめします。そこの中に常備薬を入れておくわけです。
現在は、一見してピルケースとはとてもではありませんがわからないような、非常に可愛くファッショナブルな物も出ています。
また、周りの親しい友人やパートナーには、「私が○○の状態になって、前後不覚になったときは、ここに薬が入っているから取り出して私に飲ませてほしい」というようなことを伝えておくのもよいでしょう。そうすることによって、危険性を下げることができます。
まとめ
・一人暮らしの場合は特に「おくすり手帳」の存在が重要視される
・常備薬の数には余裕を持たせることが大切
・ピルケースにいれて持ち歩くべき
・場合によっては、ペンダントタイプのものを使うべき
参考サイト
◆スクヨカ:「災害時の備え、おくすり手帳わすれずに!」