大規模災害によって避難生活を送ることになった時、日常と異なる生活でも変わらぬ楽しみとなるのが食事です。
最近は非常食などの食品もおいしい製品が非常に増えました。今では普段の食事でも食べられるものがあります。
しかし、それでも調理する手段が乏しくなる避難所では同じ食事が続いていると感じやすくなるものです。
今回は、災害時にもおいしく食事を食べられる一工夫を紹介します。
必ず暖めて食べよう
おいしい食事は暖かい
非常食の特徴として調理が非常に簡単という点が挙げられます。
最近は常温でも食べられる食品が増えました。
しかし、冷たいまま食べるより暖かくして食べた方が美味しく感じられるものが多いです。
特に冬場などの寒い時期は暖かい食事を取ることで体の中から温まることが大切になります。
非常食には簡易ヒーター等が同梱されている物も多いので、出来るだけ暖めて食べましょう。
暖めることで消化みし易くなり、避難生活で弱っている体でも受け入れやすくなります。
また非常食は保存の為に油を多めに使用している製品もあるので、温めることで濃い味も食べ易くなります。
調理できる環境があれば、鍋などで暖めて食べるようにしましょう。
調味料を用意しよう
味に変化をつけて飽きないように
非常食は保存することと非常時のエネルギー確保を優先で作られている為に、味が濃い目に作られた製品が多い傾向にあります。
その為、長期間の避難生活では同じ様な味が続いていると感じてしまうこともあるでしょう。
そこで活躍するのが、常温でも保存可能な小分けされた調味料です。
最近はしょうゆやマヨネーズの類からドレッシングなどもあります。
適度に味を変えることで、同じ様な保存食でも新しい味で楽しむことが出来るのです。
また、野菜の缶詰やフリーズドライなどの味が薄めにされている食事を食べることも気分転換と胃腸の休息となります。
メニューの組み合わせなどを考えつつ、食事を味わいましょう。
後片付けを楽にしよう
楽をすることでストレス軽減
食事を楽しんだ後には片付けを行う必要があります。
しかし、避難生活では洗い物を済ますにも水が貴重ですし日没後は明かりにも苦労します。
そこで、食器をサランラップなどでくるみ、食後はそのままビニール袋にまとめられるようにしてしまいましょう。
使い捨ての食器や容器兼用となっている非常食を用意しておくのもオススメです。
後片付けが楽になると、気兼ねなく食事を楽しめる様になり、ストレスを軽減することが出来ます。
食事はどんな時でも人間には必要な要素ですし、美味しい食事は楽しさと希望をくれます。
普段からしっかり備えて、災害時でも明るく食事出来るようにしましょう。
まとめ
・非常時の食事もおいしく食べた方が良い
・暖めることで美味しく食べられる
・調味料で味に変化をつける
・後片付けを楽にしてストレスを軽減