駅のホームで発生する事故の多くは、転落と転倒です。ホームでの事故はケガやトラブルを招くだけでなく、一歩間違えば命に直結する大事故になります。予防するためにできることを実践し、安全な毎日を過ごしましょう。
スマホに夢中にならない
歩きスマホをしていると周りが見えなくなり、危険に気づくのも遅れます。また、スマホに夢中になっていると、周囲の人に迷惑をかけたり、人や物と衝突したりすることがあります。過去にはスマホに夢中になっていてホームから転落する事故や、歩きスマホをしていた方が体当たりをされてケガを負う事件が発生しています。ホームでの歩きスマホは事故や事件を誘発します。絶対に止めましょう。
ホームでのスマホ利用は、「歩かなければ大丈夫」というわけではありません。歩いている最中に突然立ち止まると、周囲の人がぶつかってしまうことがあります。立ち止まるときは、人の迷惑にならず安全な場所を選んでください。
また、電車を待っている間の利用も注意が必要です。スマホに夢中になっていると、周囲の状況に気が付くことが遅れます。ホーム上を行き交う人に当たってしまうなど、ケガやトラブルを引き起こすことにつながりかねないので、夢中になりすぎず、必ず周囲の状況に気を配れるようにしておきましょう。
音楽プレーヤーや携帯ゲーム機などを利用するときも、同様の配慮を行いましょう。
走らない
駅のホームを走って移動する方を見かけます。ホーム内で走る行為は、転倒・転落のリスクを高めます。他者にぶつかってケガをさせる可能性や、混雑している場合は将棋倒しなどを誘発する可能性もあります。事故防止のために、ホームでは走らないようにしましょう。そのためにも、時間に余裕をもって行動してください。電車の乗り換えなどで時間に余裕がない場合は、余裕をもって乗り換えができるように、日々のスケージュールを見直していきましょう。
ふざけない
子どもはついふざけてしまうことがありますよね。友達と一緒のときはなおさらです。ホームでふざける行為もまた、転倒・転落のリスクを高めます。人にぶつかってしまい、ケガをする・させるリスクもあるでしょう。通学や習い事で電車を利用するお子さんがいる場合は、「駅ではふざけない」ということを教えましょう。危険な場所でふざけないことは、自分を守ることにもつながるのです。
ホームのギリギリを避ける
ホーム内を移動するときに、ホームのギリギリを歩いていませんか?ホームのギリギリを歩く行為は転落のリスクを高めます。安全な場所を歩くようにしましょう。
電車が来るときにホームのギリギリで待っていると、電車と接触したり風圧で飛ばされたりするリスクがあります。電車を待つときはアナウンスに従い、ホームの中ほどまで下がって待ちましょう。
ホームと電車の間の空間に注意する
電車とホームの間の隙間に落ちてケガをする事例が発生しています。電車に乗るときは足元に注意して乗りましょう。ながらスマホなど周囲の状況が見えなくなる行動は止めましょう。
電車とホームの隙間は、小さな子どもにとっては広く感じられ、転落のリスクも高いです。保護者はしっかりと手をつなぎ、子どもの足元に十分注意するようにしましょう。
まとめ
・駅のホームでは転落事故や転倒事故が起こりやすい
・歩きスマホ、ながらスマホはやめる
・スマホに夢中にならず、周囲の状況や安全を確認しよう
・ホーム上は走らない
・ふざけない
・ホームのギリギリを移動する行為は、大事故につながるのでやめる
・電車に乗るときは、電車とホームの間の隙間に落ちないように注意する