保険の種類は数多くあります。何を中心として比較するかでもその特徴が変わってきますので、それについて見ていきましょう。
状況によって分ける方法
「その保険に入っている人の生死よって分ける方法」を見ていきましょう。
この場合、大きく分けて3つのタイプがあります。
まずは「死亡保険」。人が亡くなった、もしくは高度の障がいが残った場合に支払われる保険です。一家の大黒柱が急に亡くなってしまった場合、残された家族の保障ともなるものです。
次に、「生死混合保険」。
「その人が生きていたときには、保険の満期を待って生存保険金を支払う。亡くなった場合は死亡保険が出る」というもので、どちらの状況にも対応できるものです。
「生存保険」は、「その人が満期まで生きていたら、保険金を支払う」というタイプのものです。
保障のタイプで選び分ける
比較に役立つものとしては、「貯蓄型かそうではないか」によっても分かれます。
まず、「掛け捨てタイプ」
これは、「契約期間は手厚く保護しますが、それを過ぎた後は保障はしませんよ」というタイプのものです。「保障」という意味ではほかの保険と比較すると少し弱いのですが、支払い金額が安いのが魅力です。
次に、「養老保険」。これは非常に大きなメリットを持っている保険です。「契約終了時までは保障があり、かつ満了したときには元本と同じくらいの金額が戻ってくる」というもの。保険料は高いものの、お金を貯めておくことが可能なので、魅力が大きいのです。ただ、現在は、これを扱っているところは少なくなっています。
「解約をする可能性がある」という人は、「終身保険」がよいでしょう。これは、解約してもお金が戻ってくる」というものであり、かつその保障期間は一生です。
ただ、払い込み期間が満了する前に解約をしてしまうと、返金額は低くなります。
保証先で区別する方法
保険を比較する方法の一つとして、「保証先で区別するもの」もあります。
たとえば、公的保証。
これは、私たちが普段納めている「税金」で成り立っているものであり、健康保険や遺族年金などがこれにあたります。
今まで話してきたのが「個人保障」です。自分で保険をかけるやり方です。
最後にあげたいのが、「企業保障」です。
企業に勤めている人間の特権ですが、死亡した場合などにお金が支払われるものです。
まとめ
・保険を比較する手段はさまざまであり、その種類も「分け方」によって大きく異なる
・「いつお金が出るか」で分けることもできれば、保障のタイプで分ける方法、保障先で区別する方法もある
・自分が納得できるものを選ぶのがよい
参考サイト、文献
◆日本生命「保険にはどんな種類があるの?」3つの保証
◆日本生命「保険にはどんな種類があるの?」基本の形と種類
◆All About「終身保険のメリット・デメリット」
◆ぼくの体はツーアウト6、グランドジャンプ愛蔵版コミックス、よしたに著、2014年