[PR]株式会社コスモライフ
成人1人1日3リットル×4日分。
これは災害時に必要な飲料水の目安です。
災害など万が一のときのために、保存水を備蓄されている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は保存水の作り方と、災害時用として市販されている保存水が5年~10年賞味期限切れにならない理由をまとめました。
すでに今ご自宅にある、もしくはこれから新規に揃えたいと思っている保存水をどのように利用・選択するか、参考にしていただければ幸いです。
保存水とウォーターサーバー
防仁学の『防災に役立つ「備蓄品リスト」家庭で救助を待つ場合・避難所に移動する場合』の中で、災害時の飲料水を確保するために、日常的にウォーターサーバーを利用するのも良いと紹介しているとおり、ウォーターサーバーは災害時の飲料水の確保にたいへん有効と言えます。
ですが、すべての職場やご家庭にすぐにウォーターサーバーが導入できない場合もあるかと思います。
そこで今回は少し視点を変えて、避難所へ移動する際など「保存水の持ち運び」をポイントにして考えてみました。
ウォーターサーバーの水を移して避難所まで持って行くこともできますが、容器が必要になります。
容器を置けるスペースがあるなら常時保存水を備蓄しておき、「手軽に持ち出せるようにしても良いのではないか」という発想です。
ご自身の生活環境に合わせて考えてみてください。
保存水の作り方
今回はリーズナブルに保存水を作る方法をご紹介します。
使うのは水道水でもウォーターサーバーの水でもOK。
殺菌効果のある塩素などの消毒薬が既に含まれているので、保存方法や使い方や工夫すれば十分保存水として利用できます。
次のような利点があるので、容器には500mlなどの小さいペットボトルを使うことをおすすめします。
- 保存場所を分散させて、焼失や浸水によって保存水が使えなくなるリスクを回避できる。
- 大きいペットボトルやポリタンクより持ち出しやすい。(分散させて持てるため同じ量でも軽く感じます)
また、ホームセンターなどに売っている自己融着テープで保存水を密封すれば、ビニールテープよりも強固に密閉状態を保つことができます。
水道水を備蓄する利点としてはもうひとつ、ローリングストックが容易ということが挙げられます。
日常的に使う水をストックしておくだけですから、災害時4日分の備蓄のうち一番古いものをその日の料理などに使って、同量をストックに追加するだけでOKです。
この場合、過度な密閉ができないため長期保存には向きません。
ですので、災害時に給水車が稼働するまでの時間や避難所での飲料水の確保を念頭において、必要に応じて備蓄量を増やすなどしてください。
参考:防仁学「ローリングストック法」
保存水が賞味期限切れにならない理由
なぜ市販の保存水が賞味期限切れにならない(長持ちする)のか知りたい方も多いのではないでしょうか。
これらの保存水は製造するときに高温で殺菌処理されているため、5年~10年という長期保存が可能になっています。
ただしこの期間はあくまで未開封の状態を前提にしています。
いくら保存水であっても、一度開けてしまったり容器に穴が開いていたりすれば、賞味期限内でも飲めなくなる場合があることを覚えておきましょう。
ウォーターサーバーであれば定期的に新しい水が届くので、忘れっぽい方や面倒くさいと感じられる方には適しているかもしれません。
ご自身の性格や環境にあった方法で、災害時の「水」を備えておきましょう!
まとめ
- ウォーターサーバーは災害時の備蓄水としても役立つ
- 保存水は水道水でも作れる
- 水道水で作った保存水は、安い、消失などのリスク分散、持ち運びが容易、ローリングストックが簡単などの利点がある
- 市販の保存水が5年~10年賞味期限切れにならないのは、高温で殺菌処理されているから
参考サイト