人通りが少ない夜道を一人で歩いている女性や、学校や習い事で帰宅時間が遅い子どもは、犯罪のターゲットになりやすいと言えます。
もし、不審者に後をつけられているなど背後に不安を感じた時は、どのように行動すればよいのでしょうか。
人通りが多い場所に行く

不審者につけられていると感じた時は、不安感から家路を急ぐ傾向があります。ですが、そのまま帰宅する行為は危険です。自宅に着くまでの間に襲われる可能性や、不審者に自宅の場所を知られてしまう可能性があります。一人暮らしの場合は、鍵を開閉している間に犯罪行為に遭う危険性もあります。
不審者につけられていると感じた時は、まず人通りが多い場所に行くようにしましょう。人の目がある場所は犯罪抑止効果があります。不審者に犯行を諦めさせたり、何か起こった時にすぐに助けを求めたりすることができるでしょう。
日頃から帰宅する時は明るく人通りが多い道を選ぶようにすると安心です。また、背後に不安を感じた時は不安を抱えたまま帰宅するのではなく、駅など人通りが多い場所に引き返すことも大事です。
コンビニや交番に立ち寄る
不審者に後をつけられている時は、コンビニや交番などに駆け込んでください。
コンビニは人目がありますし、警察官が巡回していることから、助けを求めるには最適な場所です。事情を話して警察に通報してもらうこともできますし、防犯カメラが設置されているため、何かあった時の証拠にもなります。
交番は不審者にとって強力な抑止力になります。
帰宅する時は、たとえ遠回りになったとしても、コンビニや交番などいざという時に駆け込める施設があるルートを選びましょう。「何かあった時はこの場所まで逃げる」と決めておくことで、背後に不安を感じた時に冷静に行動することができるでしょう。
助けを呼ぶ
不審者に後をつけられている時は一人で対処しようとしないでください。人通りが多い場所に行く・大声で危険を知らせるなど、誰かに助けを求めてください。
不審者への恐怖から、声が出せないことも考えられます。そんな時のために、防犯ブザーを携帯しましょう。防犯ブザーはすぐに使用できるように、手が届く場所に持ち歩くようにしましょう。例えばキーホルダー型の防犯ブザーであれば、カバンに吊るしておいてとっさに使用することができます。
不審者にいち早く気が付くことも大事

犯罪を未然に防ぐためには、不審者につけられていることをいち早く察知することも大事です。そのためにも、いくつか気をつけるべきことがあります。
まず、イヤホンを使用しながら帰宅することはやめましょう。周囲の音が遮断され、不審者の存在や足音に気付くことが遅れることがあります。
また、スマートフォンに夢中になる・通話に夢中になるのも危険です。何かに熱中しすぎると周囲に意識が向きにくく、結果として不審者の存在に気が付くのが遅れてしまうことが予想されるからです。ただし、スマートフォンは助けを呼ぶのに使用することができます。何かあった時のために、すぐに操作できる体制を整えておくことは、不審者対策として効果的であると言えるでしょう。
まとめ
・不審者につけられている時は人通りが多い場所に行く
・コンビニや交番など避難できる場所を見つけておく
・一人で対処せず、必ず助けを求める
・イヤホンの使用やスマホに夢中になる行為は避ける