居眠り運転は、大きな事故を招いてしまいかねない危険な運転です。
運転をする人のうちの3人に1人ほどが、居眠りや漫然とした運転でヒヤッとしたことがあると言われています
しかし「眠気」というものは、完全にセーブできるものではありません。
だからこそ、居眠り運転をしないための対策を知っておくことが重要です。
居眠り運転の対策はやはり「寝ること」
1548人を対象としてとられたアンケートでは、眠くなったときの対策として、「休憩したり寝たりする」と答えた人が全体の90パーセント近くにのぼりました。もし、免許を持っている人が同乗しているのであれば、その人に運転を代わってもらい、自分は横で寝る、という対策をとってもよいでしょう。
意外に思われるかもしれませんが、人間が眠気を強く覚えるのは、「真夜中」ではなく、13時~15時までの間だと言われています。昼食をとって一息ついた頃の時間ですから、この時間帯には特に注意が必要です。
コーヒーとガムは常備しておきたい
ただ、高速道路の運転中などの場合、サービスエリアが遠くてなかなか車を停められない、ということもあるでしょう。
そんなときに役に立つのが、ガムやコーヒーです。ガムは、眠気覚まし用のカフェイン入りやキシリトールタイプのものがおすすめです。これを噛んで、サービスエリアまでの道のりを乗り切りましょう。
また、コーヒーも効果的です。コーヒーに入っているカフェインの量は、実は玉露のそれに比べると少ないとも言われていますが、どこでも買えるのが魅力です。この2つは車のなかに常備しておきたいものです。
あわせて、音楽も使ってください。この時に使う音楽は、落ち着いた音楽よりも少し騒がしいほどの音楽がよいでしょう。また、大きく口をあけて、一緒に歌うと少し眠気が冷めます。同乗者にひっきりなしに話しかけてもらう、というのもまた居眠り運転の防止策となり得ます。
現在は居眠り運転の防止策として、道路にあえて凹凸をつけたり、居眠り運転防止装置としてアラームが取り付けられたりしている車も発売されています。特に後者は、「顔を傾けるとアラームが鳴る」というもので、後付けでも付けることができます。リーズナブルなものは2000円程度で出ていますから、長時間運転をする人は、これを導入してもよいでしょう。
ただ、これらはあくまで、サービスエリアなどの休憩所に着くまでの時間を稼ぐためのものです。
車を停められる場所を見つけたのなら、すぐに停めて、休憩をしてください。
まとめ
・居眠り運転をしそうになったら、すぐに休憩して眠るようにする。もしくは運転を代わる
・コーヒーやガムは車に常備しておく
・音楽を聞くこと、歌うこと、話しかけも有効
・居眠り運転防止装置を利用するのもよい
参考サイト
◆SBIホールディングス:「居眠り運転をしたことのあるドライバーは3割以上」
◆JAF:「運転」