夏は山や海など、アウトドアをすると楽しい季節ですよね。
キャンプやハイキング、バーベキューと屋外で過ごすイベントが増えると思います。
また、暑くなると自然に肌の露出が増えますよね。家に帰ると「いつのまに!」と言いたくなる程、虫刺されが出来てしまっている事も・・・。
女性も男性も虫刺されは見た目も良くないですし、痒みや痛みを耐えるのは大変です。
ジカ熱・デング熱など蚊によって感染する病気も怖いですよね。
今回は虫刺されに対する予防方法と刺された時の対処方法をご紹介します!
そもそも何故虫に刺されるの?
虫が人を刺す3つの理由
虫が人を刺すという行動を行うのは、大きく分けて3つの理由があります。
- 捕食して栄養を得る為
- 巣を守る為
- 自分の身を守る為
1番目に該当する虫としては、蚊やブヨ、ダニが代表的です。
クモもその一つと言えます。特に血を吸うタイプの虫は、人や犬といった体温のある動物を見つける能力に優れていて、積極的に向かってくるのが特徴です。
2番目のタイプとしてはハチが代表的です。
集団で襲ってくるのが特徴で、テリトリーに入る前に威嚇してくる事が多いです。
一度攻撃対象として判断されると何度も攻撃して来ますし、毒が強いタイプもいるので非常に危険です。
3番目のタイプとしてはムカデや毛虫が挙げられます。
自分の身を守る為に敵を攻撃したり、身にまとった針が勝手に刺さる様な体の作りになっているので、積極的に刺してくる訳ではないですが、出来る事なら触らない方が無難です。
いずれにしても虫が人を攻撃する理由は、自らが生き延びる為の手段だという事ですね。
しっかり対策! 事前の予防!
何事も、悪い事になる前に対応できれば良いですよね。虫刺されも事前にきちんと虫除けをしておけば、効果的に防ぐことができます。
最初に思いつく対策といえば、虫除けスプレーの様な虫除けグッズですよね。
スプレー以外にも塗るクリームタイプや、虫除け成分が含まれた服に貼るシール型、腕にかけるリング型もあります。
他にも虫除け成分をファンで拡散する吊り下げ型の虫除けもあります。
最近の虫除けは、人体に影響が少ない成分を用いられている事が多いですが、基本的に子供が成分を吸い込まない様に注意しましょう。
特に「ディート」という成分は、アレルギー症状や、大きなアレルギー反応があらわれるアナフィラキシーショックを起こしてしまう危険があるので、赤ちゃんに虫除けを使うのは出来るだけ避けましょう。
子供に虫除けを使う時は、服の上からかけたり、いったん大人が手につけてから肌になじませるように塗ってあげるとよいです。
虫除けが使えない人が虫刺されを予防する方法としては、服装で刺されない様にする方法があります。
長袖や長ズボン、首周りをカバーする帽子等で肌の露出を少なくすれば、刺される可能性も少なくなります。
ただ、暑くて汗をかいた時はこまめに拭いたり、着替える様にしましょう。
蚊は汗にもつられて来ますし、汗で濡れた服を着続けるのは衛生的によくありません。
服を換えてリフレッシュしながら対策したいですね。
かゆい! 刺された時の対応は?
もし万が一刺されたら、この一点だけは必ず守る様にして下さい。
「虫に刺された場所を絶対に掻かない」ことです。赤くなったり腫れが出てくるにつれて痛みやかゆみを感じるかとは思いますが、掻いてしまうとそこから出来た傷に細菌が入り込み化膿してしまう場合があります。
更に、腫れが固まってかゆみが続く〈結節性痒疹〉という症状を起こす場合があるので、掻く事は避ける様にして下さい。
ではどうすれば良いかと言うと、まず虫に刺された所を冷水で綺麗に流してあげましょう。
その上で絆創膏等を使って保護してあげつつ、氷で冷やしてかゆみを抑えましょう。
ハチや毛虫の場合は針が残っている場合があるので、取り除く必要があります。
個人で抜く方法もありますが、お医者様に行きちゃんと治療をして貰う事をお勧めします。
特にマダニに刺された場合は、ちゃんと治療しないと抜く事が出来ないので、注意が必要です。
蚊に刺されてかゆいだけという様な軽い症状なら、市販の外用抗ヒスタミン製剤という、お店で「かゆみ止め」として売られている物を用いるのもいいでしょう。
しかし、熱が出るといった症状がある場合は、しっかりとお医者様に診て貰う必要があります。
虫は感染症を運んで来る事も多く、特に海外ではマラリアといった重い病気が感染する場合があり、旅行に出かけた時は注意しましょう。
腫れが酷い様であれば、ステロイド系のお薬を出して貰い、早めに治したいですね。
まとめ
虫刺されは夏場の外出で、必ずと言って良いほど起こるトラブルだと思います。
でも、しっかりと予防しておけば刺される心配を減らす事が出来ますし、刺された時にどうすればいいか知っておけば、すぐに治す事ができますよね。
対策を万全にして、「かゆくない夏」を過ごしましょう!
参考サイト