クレジットカードは、現在では多くの人が持っているものです。一般的な銀行カードにもクレジット機能がついているものもあるため、完全にクレジットカードと無縁でいられる人というのはそう多くはないのではないでしょうか。
ただ、そんなクレジットカードだからこそ、非常に怖いこともあります。
それが「悪用」です。
クレジットカードが悪用されてしまった場合は、どうすればよいのでしょうか。
不正利用されるとどんなことが起こるのか
クレジットカードは、未来からお金を借りて買い物をする方法です。たった1枚の便利なカードには、私たちが未来において手に入れるお金が入っています。
そのため、これが不正利用されてしまうと、多額の損金が発生することになります。
このような不正利用をされる原因は、いくつかあります。
まずは盗難。特に海外での盗難は要注意です。
もう1つは、情報の管理が甘かったという場合。インターネットでカード決済を選択した際に、その情報が盗まれるなどのケースが考えられます。
最後に挙げたいのが、「スキミング」。これはカードを使った際に情報をそのままコピーされてしまうというもので、もっとも多い手口です。カードを人に預けないようにするのが鉄則です。
不正利用されてしまったらどうするのか
では、万が一このようなかたちでクレジットカードを悪用されてしまったらどうすればよいのでしょうか。
まず安心してほしいのは、クレジットカードには盗難保険が標準装備でついているということ。
つまり、盗難などに気づいた際にすぐに連絡をしておけば、その間に使われてしまった金額については補償されます(基本的には、「遡って60日以内」となっています)
「盗難にあったり紛失にあったりしたら、すぐに気付ける。でも、スキミングの場合は?」と疑問に思う人もいるでしょう。これも、基本的には保険の対象範囲となります。
また、その人の経歴からみてあまりにも怪しいお金の使い方(今までほとんど使っていなかった人が、一度に高額な商品をまとめ買いするなど)をしていると、カード会社から連絡がくることもあります。
ただ、このように保障がある一方で、「盗難届けがだされていなかった」「暗証番号がわかりやすすぎるもの(誕生日など)だった」「他の人に貸していた」などの場合は、悪用されたとしても、その損害が補償されないこともあります。
管理はしっかりしたいですね。
まとめ
・クレジットカードの悪用には、「盗難」「情報管理不足」「スキミング」などが原因としてある
・基本的には、盗難やスキミングで出た被害はカード会社が補てんしてくれる
・持ち主の管理に不備があった場合は補償されない
参考サイト
◆ダイレクトワン「クレジットカード不正利用の原因と補償」
◆三井住友VISAカード「クレジットカードのスキミングの手口と対策