家の中を移動する時に、足の小指をぶつけて痛い経験はありませんか?
ぶつかったり物が落ちたりといった事が起こるとケガに繋がる事もあります。
災害時には一層多くの危険が見に迫るので、普段から事故の起こりにくい家庭内環境を整える事が大切です。
災害時にも役に立つ、普段から気を付けておく家の中での事故防止工夫策を紹介します。
危険な角を減らそう
足をぶつけても痛くない様に一工夫
狭い部屋の中に机や本棚、椅子などがあるとぶつけて痛い思いをする可能性が高くなってしまいます。
出来ることなら整理整頓して減らす事が出来れば、それに越したことはありません。
しかし、一度揃えてしまった家具を棄てるのは難しい事です。
そこで、角の部分にスポンジなどのカバーを付ける事でぶつかった時のダメージを軽減する様にしましょう。
災害時には家具が四散し避難経路を塞ぐ事も考えられますし、地震の揺れで家具が飛び掛かってくる事もあるでしょう。
そこで凶器となり得る角の部分にカバーを付けておけば、万が一接触しても大ケガを負う可能性を下げる事が出来ます。
食卓だけでも対策しておきたいところです。
落ちて来るものを減らそう
落下物を減らすように一工夫
生活を進めていくと収納場所に困ったお皿や小物が食器棚やタンスの上に積み重なってしまい勝ちです。
ふとした衝撃で重ねていたものが落ちてきて痛い思いをするという事もあるでしょう。
地震などの災害では、積み重ねていたもの全てが崩れて襲ってくる可能性もあります。
そこで普段から落ちてこない様に簡単な手摺や滑り止めを付けておく事をお勧めします。
手摺があるとものを取りづらくなりますが、もともと普段出さないからこそ高い場所へしまってしまった経緯を思い返してみましょう。
普段から使うのであれば、手の届きやすく崩れる心配もない場所へ整理し直せばよいのです。
災害時には、食器棚の扉などが開いて中身が飛び出す事もあるので、普段使わない棚の扉は鍵を付けるなどして簡単に開かない様にしましょう。
災害時は落下物によるケガが多くなりますし、食器などが割れて散らばれば避難経路の妨げとなるので、しっかり対策しておきましょう。
転倒を防止しよう
滑り止めマット等で対策
フローリングの床などを急いで歩いて足を滑らせて転倒という事を聞くと、思わず笑ってしまうかもしれませんが、高齢者にとっては骨折などの大ケガに繋がる危険な要素です。
特に階段があるご家庭では転落事故に繋がる可能性もあり、普段の生活でも気を付ける必要があります。
そこで役に立つのが滑り止めマットです。
災害時も急いで室内を移動する際に転倒によるケガをする場合が考えられ、屋外へ避難するチャンスを失う事にも繋がります。
高齢者やお子様が居る家庭では、一度は検討してみると良いでしょう。
家の中の事故防止をしっかり工夫する事は災害時に円滑な避難を行う事を実現する支えになります。
年末の大片付けで一息ついた時に考えてみるのも良いですね。
まとめ
・普段の危険を防止する事で、災害時の危険も予防する
・角にカバーを付けてケガを防止する
・物が落ちない様に手摺などを付ける
・滑り止めマットを敷いて転倒を防止する