皆さんは緊急地震速報があった時に、どのような行動をとりますか?
先日2016年8月1日、気象庁から緊急地震速報の「誤報」があった時はみなさんが驚かれたかと思います。
一般的な無料サイトやアプリでは誤情報は流れなかったのですが、会員制の地震アプリや鉄道をはじめとする公共交通機関、ビルなどの施設にその誤報は届けられてしまいました。
国の機関から発信された内容が誤報だとしたら、何を信用したらいいの? と思うのは当然の事だと思います。
この事を踏まえて、日ごろから自分個人でも地震に対しての正確な情報収集や対処方法を見に付けておく必要だと思い知らされた事件でした。
そこで今回は、個人で地震に備える対策と、地震に備えて最低限必要な防災グッズをご紹介します。
正確な情報を判断する方法
まずは揺れに備え、次に多角的な情報収集を
緊急地震速報は数秒から数十秒のタイムラグが考えられます。
ひとまずすぐに体感できる揺れが無くとも緊急地震速報が流れたら、家の中であればテーブルや机の下に隠れる、建物の中であればショーケースなど落下物が発生しそうなもののそばから離れることを優先させます。
緊急的に避難を終えたら強い揺れに備えましょう。
数分経っても揺れが無い場合は、携帯電話・スマホなどの情報端末を所持していれば防災関連のアプリや、気象庁の緊急速報、テレビやニュースサイトの地震速報を確認します。
もし情報を確認できる端末が手元に無い場合は、近隣に居る人に確認してみてください。
「今起きた地震の震度は?」「震源地は何処だったのか?」「津波の危険はあるのか?」などの速報情報収集は重要です。
また「誤報」や「デマ」であることも常に警戒し、できるだけたくさんの情報源を得るように心がけてください。
津波やこれからまた地震が起こる可能性などを考えて次の行動をとりましょう。
また、地震の揺れを実際に自分で把握できる様にすることが大切です。
家や職場などで「揺れ」を簡単に目視できるウォータードームの様な水が入ったものや、振り子が付いていて揺れを感じるものなどを置いておくことをオススメします。
実際に自分が地震だと感じたものが気のせいなのかを把握する目安になります。
屋外にいる場合でも、持っているペットボトルやタンブラーなどの液体でも確認することができます。
あると便利防災グッズ
普段から地震に備えればあわてません
- 水…職場にも、自宅にも普段からミナラルウォーターのストックをする。
- 非常食…数日分のそのまま食べられる食品をメインにカロリーの高い食品をストックしておく。
- 防災用のアルミシート…防寒・防風・防水用のシート。敷物としても使える。
- 懐中電灯…災害に合った時の夜は危険です。光はとても重要になります。ソーラー電池式のものであれば太陽の光があれば電気が付くので便利。
- 電池…ライト用やラジオ、ケータイの充電用のストック。
- 携帯用充電器・バッテリー…安否確認や情報収集に必要な携帯電話・スマホを充電する用。
- 薬…消毒液、包帯、胃腸薬、解熱薬などマルチに使える薬をストックしておく。
- 衣類…寒さを防げるもの。
- レインコート…雨にぬれると体温が低下し、体調悪化や体力低下の原因になるので。
- 貴重品…本人確認ができるID(免許・保険証・パスポートなど)
- お金…10円玉があると公衆電話などで電話がかけやすいので便利です。
最低限、非常用袋に入れておきたいグッズをご紹介しました。
家族の中でも、何かあった時に持ち出すバッグ、集合する場所を決めておくことが大切です。
日ごろから地震対策をしておくことで、地震が起こった災害時にパニックになることを防ぎ、安全に避難することができます。
防災関連のアプリをケータイに入れておくことや、毎日地震や災害速報はチェックするなど、普段から防災に気に掛けることが大切です。
自分を守るのは日ごろの対策と知識にかかっています。
緊急地震速報がいつ流れてきても冷静に対処できるよう、備えておきましょう。
まとめ
- 緊急地震速報が流れたら、まずは安全な場所へ退避
- 安全な場所で情報収集をして、次の行動を決めましょう
- 普段から地震に備え、いざという時にあわてないように