「自分に何かあったとき、自分の大切な人にきちんと連絡が行くのだろうか」ということは、だれもが心配に思うところなのではないでしょうか。
今回は、このような点について、「緊急連絡先の管理方法」という点について見ていきましょう。
基本は財布! どんなカードにすればよい?
緊急連絡先の管理先として真っ先に上がってくるのは、やはり「財布」でしょう。基本的には財布はいつも持ち歩くものですから、ここに緊急連絡先の書いたカードなどを入れておけば安心です。その際、カードはわかりやすく「緊急時カード」などのような表記がされているものにしましょう。
もちろん、単純に「気分が悪くなった」「立ちくらみがした」という程度の人ならば、介護者も、財布をあけてまで緊急連絡先を知ろうとはしないでしょう。
しかし、「倒れてしまった」「意識が亡くなってしまった」という場合、このカードは極めて有用です。
緊急時カードに書いておきたいこととは
緊急時カードは、緊急連絡先の管理のために非常に役立つものです。ここに書いておけば、「ああ、ここに連絡すればよいのだな」とわかってもらえますし、あなたの大切な人にあなたの異変をすぐに知らせることができます。
ただ、このカードには、ほかにも書いておいた方がいいものがあります。
それが、あなたの既往歴です。
ここでいう「既往歴」というのは、「今までかかってきた病気」を指します。また、現在治療中の病気(たとえば糖尿病など)がある場合は、それも書いておきましょう。糖尿病などの場合、薬を飲み忘れると命に係わることもありますから、これをあわせて書いておくことは非常に重要です。
また、薬の情報も入れておきたいものです。さらに、もしアレルギーを持っているようならば、それもきちんと書いておきましょう。アレルギーは人によっては「命そのもの」を脅かしかねないものです。これを緊急連絡先と一緒に記しておくことで、万が一のことがあった場合でも、冷静で的確な処置を受けやすくなります。
あわせて、念のために携帯電話にも「緊急連絡先」を登録しておくとよいでしょう。
まとめ
・財布に緊急時用のカードを入れておくことは、緊急連絡先の管理に非常に役に立つ
・カードはわかりやすいデザインのものを選ぶ
・連絡先以外にも、飲んでいる薬や既往歴、アレルギーを記しておくと役に立つ
・念のため、携帯電話にも緊急連絡先を登録しておこう