とても大切な「クレジットカード」。このクレジットカードを海外でなくしてしまったり、スリにあったりしてしまったら、どうすればよいのでしょうか。
ここでは、実際に海外でクレジットカードをすられてしまった私が、自分の実体験を踏まえて、その対策を紹介します。
とにかくやるべきことは「クレジットカードをとめること」
「クレジットカードをなくした!」「クレジットカードをとられた!」と気づいたら、まずすべきことは、何はなくとも、「クレジットカードをとめること」です。
これはやり方は簡単で、カード会社に電話をするだけです。盗難や紛失の受け付けをするカスタマーセンターは365日24時間ひらいていますから、すぐにそこに電話をしてとめます。その際は、「どこの国でなくしたのか」「いつなくしたのか」など、状況を説明できるようにしておくと便利です。
この電話をかければ、すぐに停止手続きに入ってくれます。このため、この段階で、もっとも恐ろしいトラブルである「不正利用」をとめることができます。
海外でも盗難届け(紛失届け)はしっかりと
クレジットカードが不正利用されたとき、届け出をした60日前にさかのぼり、その損害をカード会社が負担してくれる保障があります。
この保障を確実に受けるためには、盗難届け(紛失届け)を出しておかなければなりません。
海外での盗難(紛失)の場合、「言葉の壁」が立ちはだかるため、現地での対応は難易度が高いと思われるかもしれません。しかし、不正利用されてしまった後に後悔しても、まさに後の祭り。必ず現地で盗難(紛失)届けを出すようにしてください。警察で発行してもらえる公的書類というのは、もっとも強い効力を持つもののうちの一つですから、万が一のことがあったときに、必ずあなたの力になってくれます。
主だった観光地の大きい警察署の場合、基本的には英語が通じます。もし、「英語もできない、現地語も無理」ということであれば、お持ちのスマホやタブレットを最大限活躍させてください。英訳ソフトなどを使い、日本語で打ち込み、相手に見せることで意思の疎通がはかれます。できれば、現地語でトラブルがあったことを告げるフレーズの書かれているガイドブックを持っておくと安心です。(私は簡単な英語+スマホ+ガイドブックでいけました)
海外から戻ってきたら、カード会社に再発行を依頼しましょう。カードによって違いますが、10日前後で届きます。ただし、「海外から帰ってきてから10日間経っても不正利用された形跡がないから、安心」とは思わないこと。締日の関係で、2か月以上経ってから請求が来ることもあります。
まとめ
・海外でカードの盗難にあったら、とにかくすぐに停める!
・盗難(紛失)届けは確実に出す
・言葉に自信がないのであれば、スマホの翻訳機能などを利用する
・現地語ガイドブックがあれば安心
・10日程度で新しいカードが届く