車の防犯を考えるうえで必要なのは、「鍵」だけではありません。「いかにして破られにくい窓をつくるか」を考えることも重要です。
ここでは、「窓」に注目をして、防犯性を高める工夫や道具について考えていきましょう。
家の防犯同様、防犯フィルムは効果がある
家の窓を守るために、防犯フィルムを貼るという人も多いのではないでしょうか。
この「防犯フィルム(業者によって「ディフェンスフィルム」など、呼び名が変わることはります)」をつけることは非常に有用です。
防犯フィルムはさまざまな種類がありますが、厚みを持たせたフィルムを貼りつけ、外からの衝撃(金づちでの殴打など)を防ぐようにする方法が一般的です。たとえ殴打されたとしてもガラスが飛び散ることは少なく、ひびが入るだけで済むことも多く、とても頼りになります。車泥棒は、「時間をかけること」をとても嫌いますから、侵入までの時間を稼げるこの「車の防犯フィルム」は、家の窓につける防犯フィルム同様、効果があるものだと言えるでしょう。
また、「どうせ盗まれるのは高級車だから」といって安心しないようにしてください。泥棒は、必ずしも「本体」を狙っているわけではなく、中に入っている荷物や設備(カーナビなど)を狙ってくることもあります。決して油断してはいけないのです。
アラームで警戒音を鳴らすのも効果的
もう一つ、窓に取り付けておきたいものが「防犯アラーム」です。
これは窓に取り付けておくことで、窓が振動をうけたり、開閉されたりした場合、大音量で知らせるというものです。
車の盗難を考える人間は、「音」を非常に嫌がります。押し入り強盗や居直り強盗とは異なり、車の盗難というのは、基本的には人目につかないところで行われるものだからです。人の耳目をひく「アラーム」は非常に効果的です。もちろん、警報音が鳴っても気にせずにとっていく人間がいないわけではありませんが、リスクを下げられることは確かです。
この「防犯アラーム」は、車の窓にとりつけることが容易なものですから、各所にとりつけておくとよいでしょう。現在は、住宅にも車にもつかえる防犯アラームも出ています。価格も高くはなく、1500円程度も出せば、きちんとしたものを購入することができます。
まとめ
・防犯フィルムは効果的
・「高級車ではないから」と油断するのは禁物
・防犯アラームを使うのもよい
・現在は、住宅でも車でもつかえる防犯アラームが出ている