「窓が凍り付いてしまった!」というときもとても大変ですが、車の鍵穴が凍り付いてしまった場合の方がより深刻です。窓が凍り付いてしまった場合は、エアコンで温めればそのうち溶けていくからです。しかし車の鍵穴の場合は、そういうわけにはいきません。
車の鍵穴が凍り付いてしまった場合にできることを考えましょう。
まずは他のところから入れないかを考える
私自身も実際に車の鍵穴が凍り付いて往生した、という経験があります。
ちょうど12月、年始に向けて車を洗ったのですが、その時の水分が車の鍵穴を凍り付かせてしまったわけです。
4ドアなのですが、4つのドアすべてが凍り付いて開かない!
ただ、そのときに想ったのが、「トランクの鍵穴ならば、直接水をホースでかけたわけではないから開くのではないか」ということ。
トランクルームから入り、体をひねって後部座席に入り込み、そこから運転席にまで行って、なんとか開けることができました。
それ以外の方法とは?
では、すべての車の鍵穴が凍り付いてしまったらどうすればよいのでしょうか。
まず、無理に鍵を突っ込んで回そうとしないこと。最悪のケースでは、鍵が折れてしまいます。
まずは鍵自体を少しあぶって差し入れを繰り返してみてください。鍵は熱伝導率がよいものですから、これで鍵があくこともできます。
あまりにも鍵を激しくあぶると、鍵自体が変形してしまう可能性がありますから、このあたりは加減をしましょう。
また、鍵穴自体を温めてみるのもよいでしょう。ホッカイロなどが利用できます。
それでも難しい、ということであれば、解氷用のスプレーを使います。フロントガラスの氷を解かすために使うスプレーでも解氷することができるケースが多いのですが、この解氷スプレーは車の中に置きっぱなしだ、という人もいるのではないでしょうか。
解氷スプレーを買うのであれば、鍵用に作られた解氷スプレーも一緒に購入しておき、それは家の中で保管しておくという方法をおすすめします。
これらの方法を試してもどうにも開かない、ということであれば、ロードサービスや専門業者に救援を要請します。
無事に鍵を開ける事が出来ても水分が残っていると再凍結する事があります。冷える可能性のある場所では、安心せずに再凍結にも気をつけて下さいね。
まとめ
・車の鍵穴が凍り付いてしまったら、まずはほかのところから入れないか考える
・それも無理なら、鍵穴や鍵を温めてみる
・解氷スプレーがあればそれを利用する。鍵用の解氷スプレーは家で保管を
・それでもどうしてもあかない、ということであれば、ロードサービス等に救援要請をする