「雪道を車で走ることは危険である」ということは、よく知られた事実です。
特に怖いのが、スピンやスリップ。
「自分だけは大丈夫」と思っている人もいるかもしれませんし、「雪道を運転することがないから大丈夫」と思っている人もいるかもしれません。
しかしこれは本当に危険なもの。
ここでは、雪に見舞われた道を車で走るときに起こりうる「スリップ」を、対策とともにみていきます。
慣れた人でも危ない! スリップはだれにでも起こりうる
スリップを起こす人は、雪道に慣れていない人間だ…
このように思う人も多いのではないでしょうか。
実際、雪道を走り慣れていない人は、スリップを起こしてしまう可能性が高いものです。
しかし雪道の運転に慣れた人であっても、スリップを起こす可能性は十分にあります。
「1回の運転で、3回もスリップした」という経験を持つ人もいます。
スリップすると、車が一瞬制御不能になります。たとえスピンにまでは至らなかったとしても、その瞬間にどこかにぶつかることがあります。また、車が挙動不審になるため、後続車に迷惑をかけたり、事故に繋がったりすることもあります。スリップを起こすことで冷静ではいられなくなるため、心理的にも大きなストレスを受けることになります。
スリップの対処方法
では、雪がある(もしくは凍結している)道を車で走るときにはどのようにしたらよいのでしょうか。
まずはスタッドレスタイヤを履くこと。
これは雪国で運転する上では必須とも言えることです。必ず四輪全てをこれにします。雪国で車を買い求めた時はこれがほぼ標準装備でついてきますが、雪国以外で買う場合はこの限りではありませんから注意が必要です。
急ハンドルは厳禁。思い切り滑ってしまいます。また、スピードを出さないように気を付けて運転します。急ブレーキも「滑り」を誘発するので、エンジンブレーキを正しく利用しましょう。
一旦スリップをすると、人間がそれを制御することは難しいでしょう。特に前輪の場合は危険度が増します。進んでいる方向とは逆の方向にハンドルを切れば多少被害が軽減する可能性も考えられますが、「スリップを起こさないこと」を心がけることの方が賢明です。
まとめ
・慣れた人でもスリップは起こり得る
・雪が降る前にスタッドレスタイヤの装着を! 雪国以外で買った車は特に注意が必要
・急ブレーキは避ける。エンジンブレーキをしっかり使う。スピードの出し過ぎと急ハンドルも厳禁
・スピンは、起きたら制御は難しい。起きないように事前対策を講じることが重要。
参考サイト