救急救命講習について「興味はあるけれど、講習の内容やどこで受けられるのかが分からない」と感じておられる方も多いのではないでしょうか。
今回は東京・大阪をはじめお住いの地域で救急救命講習を受講できる場所や、受講した方の感想を交えてご紹介します。
救急救命講習とは
一般的に「救急救命講習」とは、災害や事故などにおいて、ケガの手当てや心肺蘇生処置の方法を事前に学ぶことのできる講習会を指します。
内容もいろいろとあり、一例として東京消防庁が開催している講習だけを見ても、初歩的なキズの手当てなどから専門性の高い延命処置の講習まで、全部で5つの段階があります。
救急救命講習は原則的にお住いの地域の各消防署で実施されていますので、興味のある方はぜひ受講されてはいかがでしょうか。
なお、個人で「上級救命講習」を受けるときは、東京防災救急協会までお問い合わせください。
救急救命講習の内容
それでは救急救命講習の内容について、ここで簡単にご紹介しておきましょう。
講習を受ける際の服装や持ち物は、防仁学のこちらのページが参考になります。
参考リンク:様々な場面で役に立つ!「上級救命講習」を受講してみよう
・応急救護講習
ケガの初歩的な応急手当を覚えることができます。
内容は、自動車教習所(自動車学校)で実施されているものとほぼ同じです。
認定証などは交付されませんが、実施するにあたって資格は必要ありません。
・救命入門コース
普通救命講習の予備的な講習で、胸骨圧迫やAEDの扱い方を学べます。
受講時間は約45~90分で、終了後に救命入門コース受講証が交付されます。
・普通救命講習
心肺蘇生やAEDの使用法、異物の除去、止血法などを学べます。
受講時間は約3時間で、終了後に救命技能認定証が交付されます。
他に、AEDを業務として使う人のために知識確認と実技の評価が加えられた「普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習」(所要約4時間)や、前回の同講習受講日から3年以内に再度受講するための「普通救命再講習」(所要約2時間20分)などもあります。
・上級救命講習
「普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習」に加え、外傷の応急手当、傷病者管理、小児・乳児の心肺蘇生、搬送法など学ぶことができます。
受講時間は約8時間で、終了後に上級救命技能認定証が交付されます。
3年以内に再度受講する人には「上級救命再講習」も用意されています。
個人で受講を希望される方はこちらを参考に。
参考リンク:公益財団法人 東京防災救急協会
救急救命講習の感想
私(萩野春人)も応急救護講習は体験済みなので、次は普通救命講習まで受講してみたいと思っています。
訓練というよりは、やり方を教えてもらって実施してみるという体験型の講習会なので、友人たちと一緒に出かけるのも良いかもしれませんね。
救急救命講習を受講した方の感想をふたつほどご紹介しておきましょう。
心臓マッサージとAED 消防署がやってる救命救急講習会に行ってきたよ - beru's blog
普通救命講習を受ける : ココロミにきみ
救急救命講習を受講できる場所
今回は東京を例に挙げましたが、救急救命講習は千葉・埼玉といった関東地方、その他大阪など、全国の市区町村の消防署で受けることができまので、ぜひお住いの地域で確認してみてください。
また、日本赤十字社(日赤)が講習を実施していることもあるようです。
災害や事故にそなえて、一度講習を受けておくと安心ですね。
参考リンク:日本赤十字社 東京都支部 救急法 講習に参加したい
まとめ
・救急救命講習とは、ケガの手当てや心肺蘇生法を学ぶことができる講習会。
・救急救命講習は各消防署や日赤で受講できる。
・講習の内容によってレベルがわかれている。