災害の時に必要となるもので、何があっても欠かせない存在があります。
それは水です。
人体の約60%は水分で構成されていると言われていますが、体重の5%を失うと脱水症の兆候である頭痛といった症状が始まり20%が失われると死に至ります。
災害時もノドが乾く事は人間が生きている以上は避ける事は出来ません。
そこで災害の時に役に立つ水の備蓄に関してご紹介致します。
水の備蓄量はどれくらい必要か?
1日に消費する水の量は1人3ℓ以上
人間が生きる為には1日2.5ℓの水分が必要と言われています。
食事によって補給される水分もあるので実際に飲む量は少なくなりますが、災害時には乾燥した食材をお湯で戻して食べるといった事もあるので水がどれだけ保存されているかが重要になってきます。
歯磨きや洗顔といった最小限の衛生状態を保つ為にも水を使う必要がありますが、余裕を見積もると1日1人当たり3ℓ以上の水が必要という事になります。
備蓄方法としては、長期間保存が可能な防災用保存水のペットボトルや缶を買いだめておく事も良いのですが、ご自宅にウォーターサーバーを置いておけば定期的に水が届けられる為、新鮮な水を一定量確保し続ける事が出来ます。
通常は10ℓ以上貯めて置けるので、3人家族でも1日分の水が確保できる事になります。
防災用の保存水と合わせて用意しておけば、余裕を持つ事が出来るのです。
ウォータークーラーの中でも、「コスモウォーター」の様な製品では水が使い捨てのボトルで届くので備蓄し易いのもメリットになります。
「アクアクララ」の様な再回収を行う蓋つきボトルも、被災時の給水支援で用いる事が出来るので活用の幅が広がります。
どの様に水を使えばいいのか?
節水を心がけて大切につかおう
災害時は、水ほど貴重になる存在は他にないと思われます。
水は日常生活の中でも生きる為にも必ず消費されるにも関わらず、質量が大きいため大量に運ぶには交通網が確保されている必要があり、なかなか被災地への供給が進みません。
例えば、給水車から水を貰って運ぶにしても3人家族が一日に使う水約10ℓを運ぶには10kgの重さを毎日運ぶ必要があります。
熊本地震の時は被災したあと自宅で生活を続ける方も多かったのですが、マンションの8階まで人力で水を持ち運ぶのに苦労したという話もあります。
水道が復旧するまで水を運ぶという労力を省く事が出来ればそれに越した事はありません。
自宅に水道が復旧するまでの間持ちこたえるだけの水があれば楽になります。
給水支援が被災地に到着するまで3日は掛かると言われているので、3日分の備蓄は必須になります。
2ℓのペットボトルで水を保管する場合、5本も置く場所を作る必要があります。
しかしウォータークーラー用の12ℓボトルなどであれば、ペットボトルよりまとまった形で保管する事が出来ます。
出来るだけ水の消費は抑えるように、食事以外の時には代用手段を使う様にしましょう。
例えば手洗いはアルコールティッシュを用いると便利ですし、皿洗いもラップで容器を覆っておく事で省く事が出来ます。
水を使う時はコップに移してから使うと1ℓ近い節水になります。
衛生面で気を付ける事とは?
水は生ものである事を忘れてはいけない
水は流れている間は大丈夫でも、一か所に貯めて置くとやがて腐ってしまいます。
雑菌が繁殖し、害虫の発生源となる事もあるのです。
その為、防災に備えた水の保管場所は重要になってきます。
出来る事なら冷蔵庫の中に入れて冷やした状態で保管するのが一番良いのですが、普段の生活で非常用の水だけに冷蔵庫のスペースを割く事は難しいでしょう。
冷蔵庫に普段から多めにお茶やジュースを保管しておく事も方法のひとつです。
常温で保管する場合は、日陰になる涼しい場所で保管する様にして下さい。
保存容器の蓋は使う直前まで封を開けない事も大切です。
ただ、ウォータークーラーで使っている水に関しては機械で冷却されているので、使っている最中でもある程度保存が効く状態になっています。冷蔵庫のスペースも使いません。
衛生面でも消毒と検査が施された水が入っている事とウォータークーラー自体が密閉されていて、清潔な状態が保たれるので安心して使う事が出来ます。
また、水道が止まっていても電力があればウォータークーラーの冷却機能や給水機能はそのまま使えますし温水も出せるのでお湯に困る事を減らす事が出来ます。
保存食を食べるには、お湯が欠かせない存在になるので、非常に役に立つ機能です。
災害時には水が貴重品となりますが、普段からウォータークーラーを用いていると備えが楽になるので、一度いくつかのメーカーを調べてみるのもいいですね。
まとめ
・水は一日1人3ℓ以上必要になる
・備蓄方法として新鮮な水を常に確保できるウォータークーラーの設置が便利
・被災地で水は貴重品な為、節水を心がけよう
・保存する時は常温では日陰に保存する様にしよう
・ウォータークーラーなら電源がある限り、常に冷やされていて保存が比較的長く出来る
・電源があれば温水も出せるので便利