2018年は連日各地で猛暑日が続いています。熱中症による死亡事故が多発していることから、一人ひとりが熱中症から命を守る方法を考え実践することが、今まさに求められていると言えるでしょう。
今回は熱中症対策に役立つアイテムをご紹介しますので、熱中症予防にぜひ役立ててください。
熱中症対策アイテム
①帽子・日傘
帽子・日傘は熱中症対策アイテムの鉄板です。帽子や日傘には直射日光を遮り頭部が熱くなることを防止する効果があります。
帽子は頭頂部だけでなく、耳までカバーしてくれるものを身につけましょう。ぴったりとしたものは頭部に熱がこもりやすくなるので、サイズに少し余裕があるものや通気性に優れた素材で作られているものを選びましょう。
帽子・日傘はレジャーにでかける時に用いるイメージがありますが、熱中症予防のために短時間の外出時であっても必ず身につけましょう。
②保冷剤入りベルト
保冷剤入りベルトとはベルトに縫い付けられているポケットに保冷剤を入れ、首や足首などに巻きつけて体を冷やす熱中症対策グッズです。首元や足首など太い血管が通っている場所をダイレクトに冷やすことができることから、体温を下げる効果が期待できます。ベルトで巻きつけるため手は自由に使えます。アウトドアレジャーに出かける時などに役立つ熱中症対策グッズと言えるでしょう。保冷剤を交換することで繰り返し使用することができる点も経済的です。
保冷剤入りベルトが用意できない時は清潔なタオルに保冷剤を包み、首や足首にあてて冷やすことで同様の効果を得ることができます。
③通気性・速乾性に優れた下着・洋服
熱中症を予防するためには、体に熱がこもらないようにすることが大事です。下着や洋服は通気性や速乾性に優れたものを着用するようにしましょう。綿・麻・ポリエステル素材でできた下着・洋服は通気性や速乾性に優れています。
体にぴったりとフィットする服は通気性が悪く、熱がこもる原因となります。熱中症対策のためには袖口が広い洋服やゆったりとした洋服を選ぶようにしましょう。
④遮光カーテン・すだれ
熱中症は室内で過ごしている時でも起こります。室内の熱中症対策に一役買うのが遮光カーテンです。遮光カーテンは直射日光を遮ることができるため、室内の上昇を抑制する効果が期待できます。また、室内の冷気が外に逃げにくくする作用があることから、冷房器具の効果を高めてくれます。
窓から差し込む直射日光を遮るためには、すだれや遮光ネットを窓やベランダに吊るす方法もあります。
ためらわずにエアコンや扇風機を使用して!
厚生労働省は熱中症対策として、エアコンや扇風機を使用することを呼び掛けています。室内で過ごす時はエアコンや扇風機を利用して涼しくして過ごしましょう。
熱中症はとても怖い症状です。冷房器具を使用しなかったことが原因で熱中症になり、命を落としている方がたくさんいます。「窓を開ければ大丈夫」「電気料金がもったいない」と考えるのではなく、命を守る行動を取ってください。
高齢者や子どもは熱中症にかかりやすいですし、エアコンや冷房器具を利用しない・できない場合があります。このような場合は保護者や周囲の人がエアコンや冷房器具をつけて、室温を管理してあげてください。
まとめ
・外出をする時は帽子・日傘を使い、頭部に熱がこもるのを予防する
・熱中症予防には保冷剤入りベルトで首や足首を冷やすのも効果的
・下着や洋服は通気性・速乾性に優れたものを選ぶ
・室内の熱中症対策には遮光カーテンやすだれを使う
・エアコンや扇風機を使う