尊厳をもって最期まで自分らしく生きていきたい、これは認知症の人に限らず誰もが心から切に望むことです。
しかし、この願いを崩壊させる一つに認知症があります。
認知症を予防したい、そんな人たちにオススメする読書の活用法、読書の習慣がない人でも今から簡単に始められます。
毎日、活字に触れている人は認知症とは無縁です。
そんな認知症と読書の関係について迫っていきます。
読書と認知症の関係
読書をすると脳が活性化されることは知っていても、具体的にどのようなことを意味しているのでしょうか?
読書は「集中力」や「記憶力」など、あらゆる「力」である認知機能に大きく関係してきます。
認知機能はご存知のとおり、加齢によって衰退していきますが、認知機能は使わないでいる方がより衰退が早いことが分かっています。
医学の世界には「廃用症候群」とよばれるものがありますが、これは人間の身体機能を使わないでいると、寝たきりになってしまうことを指しています。
この廃用症候群の中に認知機能も当然ながら含まれています。
読書で認知機能を鍛えていくことは脳を活性化させ、認知機能の低下を防ぐことにつながっていきます。
実際に読書を習慣にしている高齢者は、認知症の発症率が低いことも分かっています。
読書は認知症予防にも絶大な効果がある、もっとも頼りになる脳を鍛えるトレーニング法ともいえるのです。
毎日、少しずつ活字に触れる
あなたは毎日、活字に触れていますか?
時代が変わり、昨今は活字が電子化され、紙の媒体が実に少なくなりました。
時代の変化を先取りし最先端を求めていくことももちろん大切です。
しかし、私はここであえて言いたい!
紙の媒体にまさるものはないと強く主張したい!
毎日活字に触れていきたいのなら、紙の媒体を強くオススメします。
紙の媒体には先にも少し触れましたが、認知機能のあらゆる「力」がぎゅっと凝縮されています。
そこでオススメしたい、毎日活字に触れていくもっとも効果的なものは新聞です。
年々、新聞を取っている家庭が減少している中、たくさんのメリットがある新聞を取らない手はないと私は強く感じています。
自分に必要な情報を、自身の認知機能をフル回転させて自分で入手していける新聞。
ぜひ、新聞を活用していきましょう。かてい
最初はテレビ覧だけでも構いません。
毎日少しずつ新聞の活字に触れることで、認知症が予防できるのですから。。。
今日はコラム覧を読み自分なりの感想を述べてみたり、明日は健康覧のページを読んで自分なりに日常生活に導入してみるのも本当に良いものです。
読書の効果
改めて、読書の健康効果について考えてみましょう。
読書にはたくさんのメリットがあります。
自分の知らない世界を知ったり、自分を成長させてくれたり、教養を身に付けることもできます。
・自信がつく
・会話力や表現力など、多機能な「力」を身に付けられる
・ストレス解消
・自らの無知力を知るきっかけとなる
・脳を活性化させる
多機能な「力」とは私たち人間すべてに共通する「力」です。
当然ながら認知機能もこの「力」の一つです。
オススメの濫読(らんどく)法
認知症の予防のためには「何をしたら良いのか?」ではなく「どうしたら刺激ある日常を送ることができるのか?」がとても大切になってきます。
良く考えれば分かることですが、マンネリした生活では脳も活性化されず、認知機能もほとんど動くことはありません。
快刺激で笑顔になることは、心地好い刺激をもたらし認知機能も活性化していきます。
そうこれは読書にもいえることです。
読書も好きなジャンルだけにこだわらず、ランダムに色々なジャンルの読書にチャレンジしていくことに効果があるのです。
濫読という言葉自体、現在はあまり使われていないかもしれません。
それでも私はこの濫読法は認知症を予防する上では理にかなっていると考えます。
手当たり次第に書物などを読む濫読法は、実際図書館や本屋に行った際、何気に行っている方法の一つではありませんか?
私は図書館が大好きです。
そしてこの濫読法もいつも実践しています。
ぜひ、日常生活にこの濫読法を取り入れて、あなたなりの新たな読書のあり方を考えてみてはいかがでしょうか?
読書は認知症発症のリスクに大きく貢献しています。
そしてあなたの健康にも大きく貢献している読書、そんなイキイキした生活を送ってみましょう。
まとめ
・認知機能は使うことで活性化される
・読書を習慣にしている高齢者は認知症の発症率が低い
・読書はもっとも頼りになる脳を鍛えるトレーニング法
・紙の媒体のメリットを知る
・新聞を上手に活用する
・読書の効果を知る
・濫読(濫読)法を実践する